いつも見に来てくれてありがとうございます。
2023/3/12の話。
栃木県日光市にある足尾アルプス 中倉山に登ってきました。
山頂からは男体山、日光白根山、皇海山が見え、また気持ち良い稜線歩きができていい山でした。
この前の週に、大谷資料館、真岡鉄道、益子焼を探訪したんだけど、
意外と栃木って近い!ということに気づき、良さげな山はないかと探して行ってきた次第。
この中倉山は「孤高のブナ」があることで有名です。
麓に足尾銅山があり、銅の精錬時に発生する亜硫酸ガスによる煙害や、山火事で周辺の山の木々が消失したんだけど、
稜線に1本のブナの木が生き残っているそう。
足尾銅山鉱毒事件。記憶があいまいですが、中学の時に学んだような気がします。
銅親水公園の手前1.4kmのところにある古川橋。ここに公衆トイレがあり利用させてもらいました。
その昔、栄えていたんでしょうね。
古川橋から見えた、本山精練所跡。
昭和31年、脱硫技術を世界で初めて実用化し、亜硫酸ガスの完全回収に成功したとのこと。
銅親水公園(あかがねしんすいこうえん)の駐車場を利用。
7時ごろに到着したのですが、ちょこちょこ登山客がやってきていました。人気ある山なのかな。
欄干に描かれていたカモシカちゃん。出会えるかな?と期待しましたが、今回は見かけませんでした。
今回のルート。
支度を整えて7:30登山スタート。
まずはこのゲートをくぐっていきます。
朝は気温が低く、氷を張っているところもありました。
この分岐(↓)は「仁田元」へ左折が正解。この看板は事前に調べていて知っていたんだけど、
まっすぐのルートが一段上にあって気づかずにまっすぐ行ってしまうところでした。
後ろの登山客が曲がって行ったので気づいて助かりました。
ハゲた山を元に戻そうと地元の中学生たちが植林しているようです。
壊すのは簡単だけど再生するのは長い年月がかかりますね。
登山道までは50分ほど、このような舗装路や林道を進みます。長い。。。
ようやく登山口に到着。大きな看板はなく通り過ぎてしまいそうでしたが、前の登山客が立ち止まっていたので気づきました。
ここから急登の始まりです。登り始めて10分くらいで、ヤベー、引き返したい!と思い始めていました。
岩々ゾーン。
たまに眺望が開けて癒されます。
そろそろ稜線にでそうな雰囲気。
予想通り稜線に出ました。
遠くに木が1本見えました。あれが「孤高のブナ」かな?(正解は分からず)
稜線に出てほっとしましたが、まだまだ急登は続きます。
ヤマレコアプリを確認したところ、めっちゃ急こう配だったんだ。
最初の林道の部分を除くともう少しなだらかなグラフになるんだろうけど。
笹が生えていたような痕跡のある場所がありました。誰かが刈ってくれたのか?と思ったけど、
登山道から外れた場所もこんな感じだったから、きっとシカが食べたのかな。
ようやく中倉山が見えてきました。結構遠いな。
途中、雪が残っている場所がありました。テンション上がります。我ながら単細胞だな。
質の悪いかき氷のよう。
ここ(↓)分岐なんですが、落ち葉でルートが見えないぜ。
左へ進むルートの落ち葉がよく踏まれているようで、そちらに行きそうでしたが我々はまっすぐのルート。
ヤマレコアプリで確認しながら進みました。
分岐から少し進むと展望の開けた場所がありました。
こわごわと岩場の先まで行ってみました。
いい景色です。男体山が見えました。
こちら中央は何やら異様な光景です。カラミ堆積場だそう。
銅を精錬する際に出る廃棄物をここに積み上げていたそう。有毒物質を含んでいるんだって。
動画もどうぞ。
少し上るとまた眺望の開けた場所に出ました。
ちょっと標高が上がっているので、また違った景色に見え、写真を撮りまくる。
中倉山のピークから少し離れたところ(手前)に三角点があるとのことで、注意深く探しだして恒例の三角点タッチ。
何もない稜線に出ました。いい景色。手前の山が中倉山のピークです。
中倉山に到着。標高1,530mです。
男体山、ど~ん。今年あたりに登りましょうかね。
ちょこっと頭が見えているのが日光白根山。
360度のパノラマ動画もどうぞ。
ピークでしばし眺望を堪能した後、「孤高のブナ」へ。少し先へ進んだ鞍部にあります。
「孤高のブナ」に到着。右斜面には確かに木は生えていない。けど、左側には木が生えているんだ。
動画もどうぞ。
風が少しあったので、風よけできる場所まで移動してランチ休憩です。
今回はThe Small Twist Trailfoodsのドライフード。人気があって品切れになっていることが多い。
入荷お知らせメールを登録しておいたからゲットできた。
ほうれん草のキーマカレー。ちょっと見た目はアレだけど、山で本格的なカレーが食べられるなんて幸せだな。
デザートも持ってきました。コーヒーゼリーです。
もう一度、孤高のブナを鑑賞したのち下山です。
下山は巻き道を行きます。奥さんはどっちでもいいといったけど、巻き道一択でしょ。
落ち葉いっぱいエリア。
ずるずる滑りやすいエリア。注意深く進みます。
ケガをしない。道迷いしない。大事だよね。
延々と急斜面をくだって登山口まで降りてきました。
砂ぼこりで靴やズボンが真っ白け。
ここで終わりではなく、銅親水公園まで林道を50分かけて歩いもどらねばなりません。
舗装路って歩くには楽ちんなんだけど、やっぱりテンションが下がるんだよね。
駐車場の近くまで戻ってきました。
振り返ると中央奥に中倉山が見えた。遠いなぁ。なんで登るんだろうね。
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