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奥信濃100 50km部門のレースレポその3です。
A2カヤの平①エイドからレポ再開です。
A2カヤの平① → A3カヤの平②
A2カヤの平①エイドではバナナやシャリ玉などを頂きました。
もうこの頃は緊張による胃の不調はなくなっており、あの気持ち悪さは何だったんだろう。
そんなすぐに直るものなんだ。ほんと不思議。
トイレ、給水も済ませてさぁ出発だ!とザックを背負いポールを握りしめて歩き出しのですが、
ここからポール禁止だったのを思い出し、もう一度ザックをおろしてポールを仕舞いました。
この区間は多少のアップダウンあったので、ポール使用禁止はちょっと辛かったです。
特に後半の登り返しは急斜面でなかなか前に進まず、登り坂の先を見つめては「ポールがあったらなぁ」と何度つぶやいたことか。
そんなわけで今回ポールの重要性を思い知ったわけなんですが、次のレースはポール使用禁止なのだ。
そうそう、この区間はブナの原生林が広がっており緑がキレイな区間だそう。
私ゃ、下ばっかり向いて走っているので、その良さに気付きませんでした。ガクッ。
この区間は、このトレイン(↓)にくっついて走ってました。
若干ペースが遅いなーと思い一度抜いたのですが、1人ではペースが作れず、あと甘えが入って歩いちゃうんです。
そんなことをしていると抜き返されてしまい、一定のペースあるいは負荷で走り続けるほうがいいんだと悟り、
そのあとはずっと後ろに着かせてもらいました。
ロードに出るとトレインがばらばらになってしまいました。オーマイガー!
登り返しの急登(↓)。ここがきつかったところ。
糠塚エイドからカヤの平での急登ではもう少し楽に登れており、苦手な登りもだいぶ克服できて来たんじゃない?と思っていたんだけど、
ポールのおかげだったことを痛感。ポールがないとキツイ。
それでも何人か抜いたんです!今まで急登で抜いたことなんてなかったのに少しは成長したと思う。
A3カヤの平②エイド(32.7km)に戻ってきました。
今度は給水、トレイにほとんど行列はなく、自分のペースで補給できました。
とはいえ、後で確認するとエイド滞在時間は10分弱。5分くらいに短縮したいけど、
エイドはオアシスという意識が強いのか、ついつい休憩しちゃうんだよなー。
A3カヤの平② → 糠塚エイド
この区間は長い下りの林道。どのくらい林道が続くのか把握でてきなくて、
最初は林道で距離が稼げるぜー! 今のうち進むぞーなんて思ってましたが、延々と続く林道に困惑。
キロ6ちょいでぶっこんで走っていたので疲れてくるんだけど、もうちょい行ったら林道が終わるかな?
と思うと結局休憩するタイミングがなく、9㎞ほどの林道を走り切れました。ここを走れたお陰でタイムを短縮できたと思う。
でも、下りの着地衝撃が大きくどこまで持つか冷や冷やモノでした。
そして、そして! この区間の終盤に絶対に濡れちゃう渡渉ポイントがありました!
渡渉は初めての経験でしたが、事前に知っていたので覚悟はできており、ただただ気持ち良かったです。
前半に濡れると皮膚がふやけないかと心配だけど、最後の方ならwelcomeかな。
こんな林道が延々と9㎞も続くのです。知っていたら途中で休憩したかも。知らぬが仏。
ちなみに水色ゼッケンのランナー(前のお二人)は100㎞部門の方。オレンジのTシャツの方は
キロ6で走っている私を追い抜いて行きました。すげー。
林道と言えどもまぁまぁ凸凹しているので慎重に下ります。
ようやく林道とおさらばしたところ。林道の方が走りやすいんだけど、なぜだかほっとしました。
渡渉ポイントですがここは大きな石の上を歩いて向こう岸まで渡れますので濡れないのですが、
石の上に砂が乗っておりジャンプして飛び乗るには怖かった。あと向こう岸の石垣が高さがあるうえ
足の引っかけるところがなく、ジャンプして腕の力で登らないといけないのが辛かった。腕の力の弱い女性だと苦労しそう。
田園地帯に出てきました。いい景色です。赤い屋根の建物は山神社です。
そして、ついにやってきました! 必ず濡れる渡渉ポイントです!!
くるぶしが濡れるくらいの深さなんだけど、水が冷たくて気持ち良かった。
ワイルドな感じも相まってテンションアップしました。
ちなみに前の選手はモチベーションが下がった!と言ってました。
濡れること自体は覚悟していたので特に問題なかったのですが、
向こう岸まで渡り終えて走り出したところ、シューズが水を含んでめっちゃ重たくなっててワロタ。
まぁ10歩くらい走ったら気にならなくなりましたけど。
糠塚エイド(46.4km)に到着。
補給を済ませて、あと5㎞ちょいなので休憩せずにサクッと出発しようと思ったんだけど、
豚汁を発見してしまいました。周りを見るとみんな腰降ろして美味しそう食べてるんです。
結局、誘惑に負けて豚汁と、隣にあったシャリ玉2つを頂きました。温かい豚汁は体に染みたけど、
その結果、エイド滞在時間が10分にもなってました。がくっ。
まぁ、私のレベルではタイムとか順位は気にしないのでエイドを楽しむ方が得策だね。
糠塚エイド→ゴール
だいぶ日が暮れてきたのでヘッドランプを装着してエイドを出発。
ゴールまでは残り5.3㎞。その内ロードが2㎞くらいあるので、もう終わったも同然だぜと思っていた。
下り基調だと勘違いしていたのだ。そんなこともありポールを仕舞っていたんだけど、
まぁまぁアップダウンがあって最後の疲れた体にはきつくて「えー?なんで登るの?!」と何回も思った。精神的ダメージ大。
2㎞程ロードを走って最後のトレイルへ突入。
空はまだ明るいけど、山の中は薄暗いのでヘッドライトのスイッチをON。初めてのナイトトレイルです!
その後チンタラ走っていたら女性ランナーに抜かされました。
あと数㎞しかないのに出し切らなくてどうすんだ?!と思い、その女性ランナーに必死のパッチでついて行きました。
最後ペースを上げられたので感謝です。
こちら(↓)は奥さんが撮影したゴール直前のゲレンデの登り。夕焼けがキレイだったそう。
ようやくゲレンデの登りまでやってきましが、そこで力尽きました。
女性ランナーは走って登っていきました。すごいね。
私はというと惰性で10mほど走ったあとは全歩きです。
えっちらおっちら登っていると、「速いですねー」と言って私を抜いて行くランナーがいました。
どこかで一緒だった記憶はないんだけど、なんだろう。前方の選手は見覚えあるけど、後ろの選手は見えないからね。そういう位置関係だったのかな。
最後の力を振り絞る私(↓、奥さん撮影)。
タイムや順位は気にしないと言いつつ、ゴール直前で抜かれたくない。その一心でなんとか登り切れました。
応援の人たちが拍手をしてくれる中(感謝)、無事にゴール!!!
走らせてもらえてありがとう!
トレラン最高!
そんな気持ちになりました。
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