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ふぁ~むずの一歩 ~ 見えないものが見えてくる♪

Runブログ。最近トレラン始めました。練習嫌いのおっさんがもがく日々を綴ります。

【第70回富士登山競走レポ】あんなに辛かった登り一辺倒の大会なのにまた出場したいと思うのはなぜだ!

2017-07-30 16:56:52 | ラン:レース

 

いつも見に来てくれてありがとうございます!

 

第70回富士登山競走(5合目コース)のレポです。長文&写真多めですが、1回読み切りでお送りします。

 


 

当日は2時半起床。準備をして3時半に家を出ました。

最近、この時間に出発することがパターン化しつつあります。

本当はあと1時間くらい遅く出発しても間に合うのですが、

高速道の深夜割引を受けるためには早起きだってへっちゃらです。(本当は辛い!)

 

時間調整のため河口湖ICの1つ手前にある谷村PAにピットインして1時間ほど仮眠しました。

この仮眠で体も頭もスッキリ。ついでにコンビニで買ったおにぎりで朝食を済ませました。

以前は朝食に炭水化物や糖分をたっぷり摂っていたのですが、最近は逆に摂りすぎないように心がけています。

摂りすぎちゃうと糖分を消費するモードに入ってしまい、脂肪が使われず、糖分を早々に使い果たしちゃうらしい。

 

ゆったり朝食を食べていると、次から次へと車がピットインしてはトイレ休憩してました。

そのほとんどがランニングウェアの方々。中にはチップをシューズにつけている方もチラホラ。

みんな富士登山競争の参加者のようです。

 

指定駐車場の下吉田第二小学校のグランドには6時20分くらいに到着。

ボランティアの方に誘導してもらい無事に駐車完了。朝早くからのボランティアに感謝です!

すでにたくさんの車が到着していました。皆さんお早いです。

平日なのに小学校のグランドを使わせてもらって大丈夫なのかな?と心配しましたが、

嫁さんから「夏休みやん!」とすぐにツッコミが入り、合点承知の助。

 

駐車場から会場へはシャトルバスが出ていますが、嫁さんは乗れませんので、僕たちは歩いて会場入りしました。

約20分。いっそのこと全員歩きで、シャトルバス要らないんじゃない?というくらいの距離でした。

 

ウォーミングアップがてら歩いて会場入りすると猛者たちがいっぱい。皆さん、引き締まった体で、脚の筋肉なんてムキムキ。

あちゃー、場違いなレースにエントリーしてもうたと思いました。「記念に参加しとこっかな」的な初心者ランナーは皆無で、

自分のひ弱さが際立って感じられ、おしっこチビりそうでした。

 

会場の片隅で筋膜リリースをしながら時間をつぶしました。

それを見ていた嫁さんが一言。「体、固った!!」

その後も「膝、曲がってるやん」「腕はこっち向き!」などと指導いただきまして無事に筋膜リリース終了。

だいぶ体が動くようになりました。可動域が広がるというんでしょうかね。おススメです。

 

荷物はトラックに直接預けます。「どこかなー」とマゴついているとボランティアの方々が寄ってきて荷物を積み込んでくれました。感謝!

 

天気は曇り。晴れていたら富士山がど~んと見えるところですが、この日はレース中、レース後も全く見れませんでした。

 

8時になり整列が始まりましたので、トイレに行っておこうと思ったら会場そばにあるトイレは行列ができていました。

歩いて会場入りする際に会場手前にもトイレがあったことを思い出し、そちらに言ってみると並ばずに利用できましたよ。穴場ですかね。

 

8時5分。もう皆さん整列されてましたが焦りません。今回は練習不足でタイムを狙えませんので最後尾スタートでいいや、

と思っていたので、8時15分くらまでここで嫁さんとしゃべりながら時間をつぶしていたのでした。

 

Eブロックの最後尾に並びます。5合目の参加者は1200人程度で、思ったよりスタート地点からの距離はありませんでした。

ちなみにスタートロスは手元の時計で53秒くらいでした。

 

スタート前の恒例の「エイエイオーーー!」で、やる気が一気に高まりました。ガチります!

 

 

今回はスマホを持って走りました。レース中の風景を撮ってきましたのでご覧ください。

 

月江寺駅前交差点を左折したところ。スタート直前にカンカン照りになったけれど富士山は見えず。

まだまだランナーがいっぱいいて走りにくいです。

ただ、前に行こうと思うと、足がついてきません。呼吸は早くもハァハァ。

 

こちらは嫁さんカメラ。ここも坂道なんですけど、先頭選手は涼しい顔して走っていきますね。

黒いユニフォームは5合目コース優勝者の松本翔選手です。

 

ランナーがぞくぞくとやってきます。

 

たくさんのランナー。圧巻ですね。

 

下を向いて「暑い、暑い・・・」とつぶやきながら走っていると、嫁さんの声が聞こえてきました。

親指を突き立ててまだまだ元気アピールしますが、ゼェゼェハァハァでした。

皆さん前傾姿勢のキレイなフォームですが、私(手前左のグレーTシャツ)は体が立ってます。

自分では前傾にしているつもりなんだけどね。意識改革が必要だと分かっているのに・・・ (^^ゞ

 

金鳥居。まだ1.3kmなのに、こんなにゼェゼェハァハァしてて最後まで持つんかいな!?と不安になる。

 

富士浅間神社手前を右折。

 

ようやく日陰に入った。少しは涼しくなるかと思ったが、風がなく暑いまま。およよ。

 

その頃、嫁さんは富士山駅からバスで5合目へ向かいます。

さて、走って登る私と、バスで登る嫁さん。どっちが早いでしょうか!?乞うご期待。(笑)

 

富士浅間神社を過ぎ、2車線の道路に出ます。ここから中の茶屋まで一直線の道路が続きます。

 

東富士五湖道路を通過。

ずっと登りが続き、「もう嫌だ!」と思うが登り坂は終わってくれません。

「ここで歩いたら楽だろうな」という思いが頭の中を駆け巡ります。

 

北麓公園へ通じる道との交差点。応援がありがとうございます。

ずっと下を向いて走ってたのですが、声援に気付いて久しぶりに顔を上げました。元気をもらいました。

 

なんとか中の茶屋に到着。 ここにはエイドがあるのだ。ちょっと休めるぜ。うほほ。

 

頭から水をかけてもらい、アクエリアスをしっかり飲み、さぁ出発だ!と思ったら、

「レモンもありますよー」という声が聞こえました。疲れに効くやつだと思い、再度立ち止まってレモンを受け取ると、

今度は「塩も付けて!」という。言われるままレモンに塩をつけてガブリといただきました。

普段ならレモンをかじるとヒィ~となりますけど、美味しかったです。

 

エイドで心も体もリフレッシュして再スタート。下を向いて淡々と登り坂を登っていきました。

大石茶屋跡を過ぎたころから歩きの人が増えてきて、「俺は絶対に歩かねーぞ!」と思いましたが、

馬返し1km手前あたりで歩いちゃいました。意志弱し。

歩いたら楽だろうなと思っていたのに、歩きでも辛い激坂。あの激坂を登れると山頂コース完走も見えてくるんでしょうね。

 

這う這うの体で馬返しに到着。

 

ここでも水とアクエリアスとレモンと元気をいただきました。

 

さて、ここからはトレイルに入っていきます! 試走しておらず未知の世界です。

 

よし、走るぞ!と思うものの傾斜がきつくて走れません。歩くだけでも必死。

膝に手をついて力を分散させて登ります。

 

周りのランナーも歩いてますが、少しでも平らな場所に出ると走るんですよ。みんな強い。

 

呼吸が整ったら走ろうと思ってても、ずっと呼吸が乱れたまま。

 

3合目のエイドに到着。少しガスが出始めました。

 

エイドで補給した後、先を進みます。

 

 

その頃、嫁さんはバスで5合目に到着。観光客と登山客でいっぱいですね。

 

 

 

その頃私は4.5合目。

2年前にランスマのハブ君が足をつっていた場所だ!と思ってとっさに写真をとりました。今年は走ったんだろうか。

ちなみに私も3回ふくらはぎを攣りました。左足が攣って、次の一歩で右足が攣ったときには参りました。

およよ、およよ、およよーー。悶絶。 ここで終わったか。。。

と思ったものの脇によって少しやり過ごした後、再度歩き出すとなんとか歩ける! 

使う筋肉が違うからか、なんとか前に進めました。ほっ。

 

その頃、嫁さんは5合目ゴール地点に向かってました。

もうゴールした選手たちが引き上げていくところですね。

 

その頃私はロードに出たところ。今まで皆さん歩いていたのに急に走り出すからビックリ。

つられて私も走りましたが、走るというよりも”もがく”という表現がぴったりなくらい。

 

もう1度トレイルに入って、再度歩きになり安堵したのも束の間、最後のロードに出ました。

このとき、「あと1分30秒」という声が聞こえました。

えっ? 山頂コース挑戦権の2時間20分まであと1分30秒ということだろうか?

ずっと歩き倒してきたのでもうチャンスはないと思っていたのに、まだチャンスはあるということか?

時計を見て確認すればいいのですが、そのときは必死のパッチで、疲れた体にムチ打って再び走り出しました。

 

周りのランナーも必死に走ってます。

負けてられないぞ!と思って気合を入れ直しました。

が、その数秒後には私は歩いてました。もう無理と思っちゃったんです。

 

すると、私のすぐそばを女性ランナーが抜いていきました。

ヤバそうな呼吸音。必死に頑張ってます。こんなに頑張れるんだ。すごい。 

次の瞬間、自分も再び走りだしていました。

 

残ってる力を全部出し切るつもりで走り出すと、50mも走らないところにゴールがありました。

あれっ?って感じでゴール!

 

時計を見ると2時間15分台。

やった。山頂コース挑戦権、ゲットできたー!

今回はただただがむしゃらに走り、がむしゃらに歩いただけ。

山頂コース挑戦権は無理だろうと思っていただけに嬉しかったです。

 

その時の思いを体全体で表現してみました。

 

ゴール後の選手たち。みんな笑顔。いいね!

 

 

その後、嫁さんがゴール地点にやってきました。

走りとバスの戦いは、走りの勝ち!うほほ。

 

 

ちなみにシューズは履き慣れたランニングシューズで挑みました。

ロードは問題ありませんでしたが、トレイルでは滑ってダメ。来年はグリップ力のあるトレランシューズで挑もうと思います。

 

5合目のバス乗り場まで歩く選手たち。みんなスタスタ歩いてました。元気だね~。

 

 その道すがら、嫁さんが見つけた高山植物をご紹介します。5合目でも標高2200mだもんね。

 

クルマユリ(車百合) シモツケソウ(下野草)
ヤマブキショウマ(山吹升麻)? ヤマオダマキ(山苧環)

 


ヤマホタルブクロ(山蛍袋) タカネバラ(高嶺薔薇)
ミヤマオトコヨモギ(深山男蓬) ハクサンシャクナゲ(白山石楠花)

 

 いつもお世話になっているアミノバイタルの顆粒とドリンクを頂きました。

 

5合目のバス乗り場に到着。人、人、人。平日で天気も良くないのに多すぎる~。

 

雲上閣にて着替えをさせてもらいました。ありがとうございます。

 

その後はシャトルバスに乗って表彰式会場である富士北麓公園へ。

5合目の大型バス専用駐車場にはバスはおらず、バス乗り場はどこだ~?と思いながら

こんな(↓)普段は人が歩かないようなことろを600mくらいテクテク下っていくとバスがありました。

 

 

北麓公園に到着して荷物を受け取り、公園内のシャワーが使えるということだったので利用させてもらいました。

シャワーを用意してもらえる大会って初めて。大変ありがたいです。

 

スッキリした後、路線バスで北麓公園まできた嫁さんと合流して、

同時開催のB級グルメフェスを堪能。

 

吉田うどんと富士宮やきそばをいただきました。

 

 

 

 

時刻はまだ14時頃。このまま帰ったのではもったいない!ってことで少しだけ観光もしてきました。

 

船津胎内樹型。

この神社のさい銭箱の裏側に入り口があるのです。

 

入口から中を覗いてみるとこんな感じ。

 

中に進んでいくとだんだん狭くなります。

 

大人がしゃがんでようやく通れるくらいの狭さ。

 

樹型という名前から気付かれた方もおられるかと思いますが、

この穴、富士山から流れ出た溶岩流が倒れた樹木を包み込み、その後樹木が焼けたり風化により消失し、周りの溶岩だけが残ったものだそうです。

だから穴が小さいんですね。でも樹木だと思えばかなりの大木だったんだ。すごい大きい木。

 

中はひんやりしていて肌寒かったですが、外はムシムシ蒸し暑かったです。

 

 

その後、道の駅「富士吉田」に立ち寄り、桃などを買い物した後、

完走賞を受け取っていないことに気付き、会場まで戻りましたが時すでに遅し。既に撤収されておりました。

が、ここで諦めません。スタッフの方に聞いてみたところ、体育協会のある鐘山スポーツセンターに行けば受け取れるとのこと。

大雨が降っていましたが執念でゲットしてきました! 富士吉田で作られたミルキークイーンちゃんです。ありがたく頂きます!

 

 

 

帰宅後、ガーミンの記録を確認。

 

すごいところを走ってたんだなーとつくづく思いました。

しかもバスに勝ったよ! 

 

 

今まで経験したことのないことにチャレンジして無事に完走。

期待していなかった山頂コース挑戦権もゲットでき、達成感につつまれております。

辛く長い登り坂のことはもう忘れちゃいました。

来年は山頂コースに挑戦するぞ! エイエイオーーー!(考えただけでも吐きそうです)(笑)

 

 

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【第70回富士登山競走レポ】五合目コースの「エイエイオーーー!」

2017-07-30 10:57:35 | ラン:レース

いつも見に来てくれてありがとうございます! 

 

 

第70回富士登山競走のレポは、ただいま写真整理中のためもう少し時間がかかりますので、

まずは五合目コースの「エイエイオーーー!」をお楽しみください♪

 

 

 

■上位3位までの記録

【山頂コース】

 ▽男子

 (1)五郎谷俊(埼玉)  2時間31分34秒

 (2)加藤聡(愛知)   2時間45分39秒

 (3)江本英卓(岩手)  2時間48分43秒

 ▽女子

 (1)吉住友里(大阪)  3時間 1分17秒

 (2)小川ミーナ(東京) 3時間13分30秒

 (3)大石由美子(静岡) 3時間34分32秒

 

 【5合目コース】

 ▽男子

 (1)松本翔(東京)   1時間21分29秒

 (2)斉藤拓也(神奈川) 1時間25分 7秒

 (3)小寺晃弘(大阪)  1時間29分46秒

 ▽女子

 (1)俵千香(福岡)   1時間36分48秒

 (2)田中礼美(神奈川) 1時間42分 9秒

 (3)長谷川奈々(新潟) 1時間45分 2秒

 

山頂コースの優勝タイムは例年ですと2時間40分~50分なのですが、

今回優勝した五郎谷選手のタイムは歴代2位の好記録。

レース後、会場に張り出されていた記録を見たときは本当に驚きました。

モンスター級の選手が出てきて、来年が楽しみですね。

 

■完走率

毎日新聞の記事によりますと、

大会にエントリーした4051人のうち、出場したのは3669人。

出場者の内訳は、

 山頂コースが2391人(男子2256人、女子135人)

 5合目コースが1278人(男子1136人、女子142人)

完走者は、

 山頂コースが1209人(男子1159人、女子50人)  ・・・完走率は50・6%。

 5合目コースは1259人(男子1121人、女子138人)・・・完走率は98・5%。

 

 

5合目コースは制限時間が緩いので完走率が高いですが、それにしても98・5%ってすごいなー。

一方、山頂コースは50・6%とかなり低いです。

山頂コースには出場資格があり、5合目を2時間20分で通過する力のある選手のみがエントリーしているにもかかわらずこの数字。

正直、ビビります。考えただけで酸欠になりそうだ。ヒィ~。

 

 

 

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【レースレポ3】古河はなももマラソン@スタートからゴールまで!

2017-04-01 15:10:01 | ラン:レース

いつも見に来てくれてありがとうございます!

 

いまさらだけど!

古河はなももマラソンのレースレポ3です。

スタートからです。

 

 ■0~10km

設定ペース:4:25

 

スタート直後はコースが狭くランナーが一団となって進んでいた。

 

前のランナーの脚に当たらないよう気を付けながら進む。

少しブレーキをかけるような走りになり焦ってしまうがガマン。

そんなとき左腕につけたガーミンがぶるっと震えた。1kmを通過したようだ。

ガーミンに目をやると4:35と表示されていた。

設定ペースより10秒も遅い。

やばい。

3時間10分切りはギリギリのラインなのに、

こんなところで10秒もビハインドを背負ってしまった。

 

どうしよう。

と思う間もなく、体が反応していた。

ペースアップ。

ランナーの間をすり抜けるように走った。

みんな遅いよ。よく我慢できるなー。虚偽申告してない?などと思いながら走った。

 

またガーミンがぶるっと震えた。

2km目は4:14。

申告タイムは3時間10分。平均ペースは4:30。

僕のほうが虚偽申告だった。。。すみません。

 

一気にビハインドを解消できたのにも関わらず、

ペースを落すことなく、

その後も4:10台ペースで進む。

少し速いかなと思ったが、ゼェハァすることもなく気持ちよく走れていたので

落そうとも思わなかった。

前日に閾値ペースに迫るような走りはしない、

と誓ったはずなのに。。。メンタル弱し。

 

普段の練習ではMペース(4:30)もなかなか出せないのに、

よくもまぁ4:10台ペースを連発できるもんだ。

 

10kmではまだ疲れは感じていなかったけれど、

「もう走るのやめたいなー」なんて考えたりしていた。

あとで考えると、やっぱり暴走して疲れていたんだな。

暴走反対! (←ほんとか?)

 

 

■10~20km

設定ペース:15kmまで4:25、15km以降は4:30

 

 

10kmを通過。

だんだんと淡々とは走れなくなってきた。早くもキツイ。。。

でも、そろそろ嫁さんの応援があるはずだ。

歩道に目線を配りながら走ると、嫁さんめっけ。

しかし嫁さんはカメラをいじっておりこちらを見ていなかった。

お~い!

気付かない。

通りすぎちゃうじゃない。

 

お~い!!

やっと気づいてもらえた。ほっ。

 

 

ほっとしたのも束の間、

ちょっとお腹の調子悪し。大の気配を感じ始めていた。

やばい感じではないけれど、

42kmは持ちそうにない。

いずれトイレに行くことになるだろう。

と思っていたら、ちょうど目の前にトイレ出現。

早めに出すもの出してスッキリさせちまおう!

と思い、ピットイン。

 

トイレは2つで満室状態。

私の前に待ち人1人。

すぐに順番が来るだろうと思って待っていた。

が、なかなか出てこない。

右のトイレは扉が開いており小をしているようだ。

どんだけ、我慢してたんだー!?と思うくらい長い。

まぁそれでも小なので、私の前の待ち人にバトンタッチ。

左のトイレは音もせず。どした!?

 

このときミスを悟る。

トイレは序盤は混んでおり、先に行くほど空く傾向にある。

ガマンできるなら先に進み、空いているトイレに駆け込むべし。

 

モジモジしながら待っていると、

他のランナーもトイレに駆け込んできた。

混んでるよーと思いながら、一緒にモジモジ。

そうこうしているうちに右のトイレが空き、無事にピットイン。

ささっと出してタイツと短パンをぐいっと引き上げて

とりあえずトイレから脱出。次の人にバトンタッチした。

Tシャツの裾もタイツの中に引き込まれていたので直した。

が直せない。数回直すも、どうにも上手く直せない。

おかしいと思って困惑していると、

ウエストポーチともどもガッツリとタイツの中に入り混んでいた。

焦っちゃダメだと自分に言い聞かせ、

パンツにタイツを引き上げ、タイツの腰ひも締める。

次はコンプレッションウェアを下ろし、短パンを引き上げ、腰ひも締める。

さらにTシャツに、ウェストポーチ。はい、OK!

 

結局、左のトイレは音沙汰なし。

げーりー!?大丈夫だったでしょうか?

 

再び走り出す。

遅れた分を取り戻そうと、つっ込む。

またガーミンがブルッとした。

そのときのラップが7:22。

それまでのペースから考えると、3分くらいのトイレロスになる。ガピ~~~ン

 

走っている最中は頭が空っぽになるが、

その空っぽの頭でも、

ぎりぎり狙っていた3時間10分切りは難しいことを悟る。

 

ほんと一瞬だけど、

ここで走るのやめちゃおうかと思っちゃった。

ここ数か月、3時間10分切りを目標に練習を頑張ってきたのに、

それが10km過ぎで絶望だなんて。

これ以降走るのに何の意味があるんだ。

くっそ!(糞だけに)

 

でも空っぽの頭で考えた。

3分のロスなら、まだ自己ベストは狙える。

3時間10分にロスを足すと3時間13分。

自己ベストは3時間15分だから、その差は2分。

 

グダグダ考えてる場合じゃねー。

自己ベスト出して、練習の成果を出すぞ!

という気持ちに切り替えることができた。

 

そこからは再び頭を空っぽにして、淡々と走った。

一度抜いたランナーが前を走る不思議。

そのたびにトイレロスを思い出した。

 

15km以降は設定ペースの4:30に落した。

落ちたんではない。落したのだ。

と自分に言い聞かせた。

 

17kmで再び嫁さんの応援があり、元気をもらう。

「トイレに行っててん。」と伝えるもめっちゃ小さい声しか出ず、

既に疲労困憊なんだとビビるがどうしようもない。

 

 

 

長くなってきたので、続く。

と思ったけど、いまさらのレポなので続けますね。

ブレイク入れながら読んでいってください。

 

 

 

■20~30km

設定ペース:4:30

 

淡々と走る。

いや、走りたい。

が、そう簡単にはいかない。

 

ガーミンがブルッとするたびにラップを確認するが、

どうしても設定ペースの4:30から2,3秒遅れてしまう。

登り坂のせいかと思うが下り坂でも同じだった。

 

古河はなもものコースはフラットだと書いてあったのに、

なだらかだけどアップダウンはあった。

高低図を見れば一目瞭然なのだが、

「フラットで記録のでやすいコース!」という売り文句を鵜呑みにして、

1つもアップダウンがないものと思い込んでいた。

 

だからアップダウンを目の当たりにしたとき、

およよっと思ったが、脚に負担のくるような坂ではなかった。

設定ペースより遅れているので、説得力はないけれど。。。

 

1つ言えるのは、

適度なアップダウンならウエルカムかな。

あそこまで行けばそこからは下りだ、と思えると元気になる。

その繰り返しで先に進むことができたと思う。 

 

 

■30~40km

設定ペース:35kmまで4:35、35km以降は4:40

 

30kmを過ぎと設定ペースは5秒落して4:35。

少し落せると思うと、気持ちが楽になった。

実際は既に4:35近くまで落ちかけていたので、

落せるわけではなく、維持しないといけなかったのに、

気持ちを緩めた分だけ遅くなる。

 

35km以降、設定ペースはさらに5秒遅い4:40。

ここでも同じく気持ちを緩めてしまう。

ラップを見て頭では分かっているけど、

これ以上は厳しかった。

 

耐えるのみ。

 

前半は他のランナーを抜くことが多かったが、

このころには完全に抜かれる側になっていた。

5週連続で30km走をしてスタミナをつけたはずなのに、、、

 

下を向くことが多くなった。

走りに集中するため。

 

ではない。

抜かされることを、

自分が撃沈していることを

認識したくなかったから。

 

35km以降、速く走れるランナーってすごいな。

 

 

ただ、気持ちは切らさなかった。

 

ペースは落ちたけど、

設定ペースからは5秒くらい落ちただけ。

10kmだと50秒だ。1分にも満たない。

まだ自己ベストは狙えるはずだ。

と思って、前のランナーに食らいついた。

 

 

■40~42.195km

設定ペース:4:33

 

40kmを通過。

最後のエイドで給水をとる。

しっかり給水したかったが、

ほとんどこぼしてしまった。

でもTシャツが濡れて気持ちよかった。

 

そしてとっておきのメイタン・カフェインプラス200を摂取。

が、こちらも上手く飲めず、

手や口の周りがべとべとになってしまった。

メイタンは初めてだったんだが、粘性が低いのですね。

 

 

およよ。

と思っていたら、嫁さんからの応援があった。

ゴールも見てほしかったが、

一番辛いだろうポイントでの応援をお願いしていたのだ。

 

お蔭で元気を注入できた。

 

よし、行くぞ!

最後に残っている力を出し切るぞ!

練習の成果を掴み取ってやる。

今頑張らないでいつ頑張るんだ!

 

と自分を奮い立たせた。

 

 

なんとか体が動いて、

スピードアップできた。

 

いつもならズルズル落ちているだけなのに、

スピードアップできたことが嬉しかった。

5週連続30km走の成果かな!?なんて思った。

 

前のランナーを1人パス。

次はあのランナーに追いつけ!

の繰り返し。

 

少し早そうなランナーが前にいた。

一緒にゴールまで行きましょう!

一緒に連れて行ってくれ!

と心の中で呟きながら走った。

 

ゴールのある競技場に入る。

ラスト300m。

そこからは市民ランナーの星・川内優輝選手のように

がむしゃらに走った。

 

そして、ゴール。

ガーミンを止めると、3時間13分ちょい(ネット)だった。

 

嬉しいというより、

正直、ほっとした。

10km過ぎのトイレ休憩後は、

ずっと自己ベストを出すぞ!

との思いを胸に粘りに粘って、

30km以降も我慢にガマンの走りを続けてきたので、

とりあえず自己ベストをゲットできたことに安堵。

 

 

目標の3時間10分切りは達成できなかったけど、

満足のできる走りはできました。

 

 

 

 

 

 

着替えた後、嫁さんと一緒にしばしゴールするランナーの姿を眺めていました。

みんな苦しそうな表情をしているけど、

なんだか満足そうな表情もにじみ出てるんですよね。

 

苦しいけど気持ちいい。

だからマラソンはやめられまへん!

 



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【レースレポ2】写真で振り返る古河はなももマラソン♪

2017-03-16 21:38:30 | ラン:レース

いつも見に来てくれてありがとうございます!

 

古河はなももマラソンのレースレポ2では、嫁さんが撮ってくれた写真をご紹介します。

 

 

ゲストの小島よしおさん。 

スタート時にチラッと見た程度ですけど、ミーハーな私は、ぴ~や~とテンションあがっちゃいました。笑

ちなみに私は森脇健児さんでもテンション上がるんだぜ。関東の大会にもゲストで来てくれへんかなぁ。

 

 

スタート直後(↓)。混雑ぶりが半端ないです。

この赤と青のTシャツは、昨年板橋でサブ3.5を達成したときと同じ格好。

意識したわけではないけれど、ゲン担ぎですね。神頼みもしますし、ちゃんと練習しろよ!って自分で思います。はい。

 

こちら(↓)もスタート付近です。

たっくさんの人々が強い気持ちをもってゴール目指して駆け抜けていく姿は気持ちいいもんですね。

 

 

バカ殿の仮装ランナー(↓)。

いいフォームしてますね。ゼッケン番号でレース結果を検索するとなんとサブ50でした。

すごいですね~。私もやってみたいけど、皮膚呼吸できるんだろうか。

 

こちらは10km過ぎ(↓)。

10km過ぎでもこの混雑ぶりです。人数の割に道が狭いのが難点ですね。

 

当然、給水も混雑してます。後ろを確認せず斜めに走るランナーや、立ち止まるランナーもチラホラ。

紙コップを路上にポイ捨てするランナーも結構いました。私が参加した大会の中でマナーの悪さはダントツでした。

田舎だから? 理由はよく分かりません。

 

 

10km過ぎの私。まだ余裕あるも、この後トイレに行くことになるのでした。。。

猿みたいな手だなぁ。

 

 

こちらは17km過ぎ。トイレに行ってロスしちゃったことを嫁さんに伝えようと声を出したら、

自分でもビックリするくらい小さい声で、言い直したのですがそれも同じくめっちゃ小さい声。走りながら声を出すのって難しいですね。

しっかしフォーム悪いなぁ。後ろの赤いTシャツのランナーのような姿勢で走りたいと思ってるんですが、

猫背で腰が落ちちゃってますね。かかと着地でブレーキかかってるし、こんなんでよう走ってるわ。

でも、まだまだ伸びしろあると思ってガンバ。

 

 

ゴール会場の様子。私がゴールして着替えている間に嫁さんが撮ったもので、

スタートから3時間27分経過した頃です。サブ3.5ですね。みんな一生懸命。

 

 

着替え後、普段はマラソン後にアルコールは飲まないけど、

一番美味しいと思ってるキリン一番搾りのブースがあったので、自己ベストを祝して嫁さんと乾杯しました♪

茨木県取手市にキリンビール工場があるらしい。工場見学に行きたいな。

 

 

第5回でまだ運営に不慣れなところもあるのか、もうちょっとこうしたらええのになぁーと思う所もありましたけど、

手作り感のある大会というか、地元の方々の協力を感じられる大会で好きになりました。

来年も出場するぞ!

 



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【レースレポ1】古河はなももマラソン@スタートまで

2017-03-16 00:16:59 | ラン:レース

いつも見に来てくれてありがとうございます!

 

古河はなももマラソンのレースレポです。

自己ベストを出せたこともあり、来年も出るぞ!と思ってるので、備忘録も兼ねます。

 

 

■前日まで

2日前からカーボイン!嫁さんには特にリクエストしてないけれど、

炭水化物多めの食事にしてくれてました。ありがとうね。

そして前日から口径補水液OS-1を少しずつ飲みました。

効果は分からないけれど、前回の別大でも飲んで自己ベストを出せたので、

ゲン担ぎ的なところがあります。

 

■当日の朝

3時半起床。日帰りのマラソンって早起きせねばならないので辛いです。

朝食は当初、お餅を5,6個食べようと思ってたけど、

前日のカーボインから減った分のグリコーゲンを補給する程度でOKということを学びましたので、

今回は普段通りの朝食で、玄米ごはん、目玉焼き、納豆、ヨーグルト、りんごと、バナナ を食べました。

リンゴを食べるとお通じが良い気がするので、ちょうど旬のこの時期は毎日食べてるんですが、

今回はマラソン中にお通じがよくなってしまったので、次回リンゴはやめておこう。覚えてられるかなぁ。

朝食後は風呂に入って体を目覚めさせ、肩や肩甲骨にピップを貼って、膝と足裏にテーピングを施して、

嫁さんと共にいざ出発!

 

■会場まで

最寄り駅6:14発の電車に乗り、東京駅で東京上野ラインに乗り換え、レース会場のある古河駅まで行きました。

最短ルートは新宿乗り換えの湘南新宿ラインなのですが、座っていきたかったので

東京駅から始発が出ている東京上野ラインを選択。お蔭で座れましたし、電車にトイレもあったので助かりました。

古河駅には8:01到着。ホームはランナーでいっぱい。改札を出るのも一苦労な混雑ぶりでした。

私たちの乗った車両は1番後ろの車両で比較的空いていたこともあり、今日はランナーが少ないんだと勝手に思い込んでいたので、

ホームでの混雑ぶりをみてビックリしました。東京上野ラインの車両って16両編成らしい。ホームが長いです。

 

駅から会場までは無料のシャトルバスで向かいます。以前に出場された方々のブログを見ていると、

バスが次々にやってきてスムーズに会場まで行くことができた、と書いていましたが、結構待ちました。

確かにバスは次々にやってきたのですが、ちょうど込み合う時間帯だったのか、20~30分くらいは待ったと思います。

結局会場に着いたのは9時前。もし1本遅い電車にしていたら受付時間には間に合ってなかったんじゃないかなー。

ただ受付は時間を過ぎても締め切られるようなことはありませんでした。

 

■スタートまで

会場につくと受付をする前にまずトイレに向かいました。

少し大の気配を感じてたのと、まだトイレ行列が少なく見えたためです。

ですが、1人1人のトイレの時間が長くってなかなか行列が進まず、気を揉みました。

すぐ出る人と、粘る人の行列を分けてほしいと思うんだけど、如何でしょうか。

 

受付時間の9:20ギリギリに受付を済ませ、嫁さんにゼッケンを付けてもらいながらグランドで着替えました。

その後荷物預けに向かいましたが、すんごい行列。

どうも以前はコインロッカーに預ける方式だったようですが、定員増加とロッカー不足のためだと思われますが、

今回から、ビニール袋に荷物を入れ、グランドに設けられた荷物預けエリアに自分で置くスタイルになってました。

まずビニール袋の配布で行列、その後、荷物預けエリア入り口でのゼッケンチェックと料金200円の支払いでまた行列。

整列時間が迫っていたので焦りましたが、なんとかスタート10分前に整列できました。ほっ。

 

余裕を持った行動が必要だとは思うけど、

現地でやらなければいけないことを極力少なくするよう、ゼッケン、チップや、荷物預け袋は事前送付してほしいです。

また、荷物預けもほとんどの参加者が利用するだろうから、現地で支払うのではなく、参加費に含めて、少しでも行列を解消してほしいな。

あとトイレ。どの大会でも大行列でランナーの悩みの種。1000円くらい値上げしてもいいから、仮設トイレの台数を増やしてほしいなー。

ついでに言っちゃうと、参加証Tシャツは要りません。メーカー製でないものは質が劣るし、素人がデザインしたんじゃないの?

というのがたまにありますが、今回はそれに該当しました。あくまでもセンスのない私の感想ではあります。

 

ちょっと愚痴っぽくなっちゃいましたが、スタッフ、ボランティアの方々の対応は素晴らしく、感謝です。

 

 

いよいよスタートですが、長くなりそうなので次回へつづく。

 

 

ちなみに「古河」の読みは、「ふるかわ」ではなく「こが」と読むんですよー。

今回エントリーするまでずっと「ふるかわ」と読んでました。(^^ゞ

 

 



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