さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

ひとつのちいさなお別れ

2004-11-08 | たわごと・できごと
先日、
タクシーをひろってあるお店をたずねたら、
そのお店はなくなっていて、
べつのお店に変わっていた。

そこは、1年にいちどか2度ほど
ボーナスをもらったときや
なにかのハレの日に
足をのばしたお店。

おいしい串かつのお店だった。
しゃべりすぎず、黙りすぎないご主人と奥さんの
ちょうどよい会話にも
お酒がよくすすんだ。

このまえ行ったのはいつだっただろう…

ここにくれば、
あたりまえのように
そこのご主人と奥さんが迎えてくれるものと
信じてうたがわなかった。

「遠いところを
 忘れずにまた来てくれてありがとうございます」


いつもご主人はそう言ってくれた。

いつかこんなときがくることは
予想できないことではなかったけれど

なんだかとてもさびしくなった。

ガラス戸からみえる中をちらっとのぞくと
新しいお店はおすし屋さんで
これまで私がかよっていたお店の内装を
そのまま生かしたつくりにしているようだった。

どんな事情でお店をやめられたのかな

でも、
もうお店をすることはなかったとしても
ほかのなにかのことでがんばって
日々を元気に過ごしていて下さるといいな

コメント (8)
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