迷宮映画館

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百瀬、こっちを向いて。

2014年06月03日 | ま行 日本映画
謎の生き物、高校生!何考えてんのか、わかるようで、わからないようで、実はとってもわかりやすい癖に、何をやらかすか分からない生き物。こんな範疇です。そんな奴らと、30年近く付き合ってます。毎年、毎年、新しく高校生になる若者を迎え、3年間の歩みを眺め、去っていく人たち。そしてまたやってくるのであります。

なもんで、あんまり高校生の恋愛ものには興味がありませんのです。現実の方をいやというほど見てきて、ほんでもって現実の方が面白いのです。とは言いつつ、ちょっと評判いいので、覗きに行く感覚で、見てまいりました。

高校生ってのは、突拍子もないことを考えるもんで。二股男が、自分の二股を片一方にばれないように、別の男を仮の彼氏としてあてがうというお話。たまったもんじゃないっす。男に事情があるとはいえ、そんな奴に惚れちゃう女も、自分が嫌。

すいません、あたしこういう男がぜってーーー許せないんで、入りこめないってか、高校生の恋愛に入りこむ気もありゃあせんが、それでいて、その嫌な男も含めて、みんないいやつなんだわ。健気で、真面目で、まっすぐで、マジにいいやつ。なのに、なんでそうなる?そこは作者のねじまがった性格がなせる業だと思われますが、辛すぎるっしょ。

損な役回りを受けちゃう、ヤング・向井がまた似合う。情けないこと、この上ない。でもこいつがまたいい奴なんだわ。本命とされてる女の子は、騙されてるふりしてるってのがありありとわかるし、切ないというより、イライラっす。もちろん、アタシとしては、西田尚美かあちゃん目線でしたが、こういう恋愛は、禍根を残します。

その辺の理不尽さがそれぞれのキャラに反映。配役がマッチしていたのが、一層辛かったのでありました。

時折、計算が合わない気がしたのですが、そこは深く追求しない。最近、見かけるイケメン、モテ男の役をした男の子、正体は?と思ったら、工藤公康氏の息子だったのね。なるほど、やけに納得。「ルーズヴェルト・ゲーム」のピッチャー役もはまってます。

◎◎◎●

「百瀬、こっちを向いて。」

監督 耶雲哉治
出演 早見あかり 竹内太郎 石橋杏奈 工藤阿須加 


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6 コメント

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Unknown (ふじき78)
2014-06-16 06:52:54
ほんのちょっとだけカレーにパイナップルを入れたくなったよ。
>ふじき78さま (sakurai)
2014-06-26 09:59:41
レーズンは見るけどさ、パインはどうなのよ。
酢豚に入るから、ありなのかな。でもやらん。
こんばんは。 (ヒロ之)
2014-11-24 23:12:58
いやぁ自分も二股してた最低な人間なんで、なんか観ていてむず痒くなっちゃったのも仕方が無いっす^^;
結局私自身も上手くいかず、今に至っている訳ですし。
一人の女性を強く想うべき人間になる為に心入れ替えて頑張ります(なんか意味不明なコメントになってしまいました笑)
>ヒロ之さま (sakurai)
2014-11-25 16:07:18
それは許せませんね。
やっぱきっちりしないと。
それって、ばれたんですか?
ぜひ心を入れ替えて、踏ん張ってください。
こんにちは (maki)
2014-12-10 10:10:24
カレーにレーズンですか?
そっちのほうがみないかも!
パイナップルは、なんとなく リンゴとかも入ってる
バーモンドカレーのイメージです。

ほんとみんないいやつでしたが、
主人公のレベル2の友達、彼が一番のいいやつでしたね
経緯しか聞いてないのに相手の気持ちをわかっちゃうところとか、それを羽のように嫌味なく気軽く後押しする所とか。
>makiさま (sakurai)
2014-12-17 11:46:54
最近はないのかな。
上にぱらぱらって感じ。
昔だと、給食のとかにも入ってた。
お店のカレー食べると結構入ってたんで、ノーマルなんだと思ってます。

何かでいいらしい・・という声を聞いて、見に行ったんですが、みんないい人すぎて、お尻がこそばゆくなってきました。
高校生の恋愛ものはお腹いっぱいだわ。

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