昨今、連日の血なまぐさい事件や凶悪なニュースを聞くたびに、ほんとに日本はどうかなってしまったんだろうかと思ってしまう。「失われた９０年代」だとか。その９０年代にそれまでは考えられなかった事件や出来事が怒涛のように起こった。何が人間をそうさせてしまったのか。我々に後戻りすることはできない。できるのは振り返ることだけ。せめて、なにがそうさせてしまったのか、考えるのは今を生きる私たちがするべきことのはず . . . 本文を読む
マシュー・ペリーといういかにも人がよい、もうそれしかない、というような人物が百戦錬磨の殺し屋ブルース・ウィリスを相手に回して奮闘する。ブルース・ウィリスが若かったら、このお人よしの役をやれたような気もするが、今じゃ殺し屋がぴったり。
カナダのモントリオールで歯科医をやってるオズ。見るからに人がよさそう。その象徴みたいに乗ってる車はトヨタ、カローラ(愛用の方、あなたはいい人です）。しかし、その妻は . . . 本文を読む
伝説の銃「ザ・メキシカン」。このアンティークな銃には悲しい逸話がまつわっており、呪いがかかっていると言われていた。その銃を受け取りにメキシコへ組織から派遣されたのがブラット・ピット扮するチンピラ、ジェリー。これがまたどじなことこの上ない。恋人サマンサは早く組織から彼が足を洗うことを願っているのだが、そこは男のメンツで、最後の仕事をやり遂げないといけない。ジェリーはメキシコへ、愛想つかしたジュリア・ . . . 本文を読む
１８６１年、アメリカで南北戦争がはじまった。アメリカでは「ＣＩＶＩＬ ＷＡＲ」と呼ぶ。これは勝者の北軍からの呼び名であって、南軍の気持ちとしては、納得はいかないところだろう。先ごろの新聞の記事に「ミシシッピ州の州旗をレベル・フラッグ（南軍の旗）から変えるか、否かで住民投票を」などという記載を見た。もう、南北戦争などは歴史の彼方の出来事と思う人々がいると同時に、まだその事実が現実の生活と隣り合わせの . . . 本文を読む
第一次世界大戦で完全に敗北し、経済的にも精神的にも徹底的に打ちのめされたドイツを力強く再建したのはまぎれもなく、アドルフ・ヒトラーだ。そのたぐいまれな政治力とカリスマ性によって、ドイツをあっという間に再建し、その勢いは第二次世界大戦への突入ということになってしまった。ドイツとソ連にはさまれたポーランドを侵攻することによって、かの戦争は開始したのだが、ヒトラーは用意周到に独ソ不可侵条約を結び、心置き . . . 本文を読む
デ・ニーロとベン・スティラー共演の小品。恋人と結婚したいんだけど父親の許可を得なければということになって、ドキドキの心境で彼女の両親に会いに行く。昔っから彼女の父親と彼氏というのは、究極の犬猿の仲だ。相手がどんな素晴らしい青年であろうと、どんな素晴らしい土産を持っていこうと気に入るわけがない。かたや、彼氏の方は傷害一度（？）の最高の仮面をかぶっていくのだが、うまくいくかしら？
コメディの面白さは . . . 本文を読む