もうすぐ東京オリンピックが始まるという頃。高度経済成長がこれから加速度的に始まろうとしていた1963年。高度経済成長を牽引していたのは間違いなく重厚長大の重工業であったが、中小企業に対する処遇はいつの時代も厳しいものには変わりない。
この中小企業の経営を助けるために税理士・飯塚毅が提唱したのが「別段賞与」というものであった。会計とか事務とか、経営という分野が何より苦手な私は、なかなか理解が難しく . . . 本文を読む
いつまでやるのか!ミッション・インポッ渋る!!(消すには惜しい変換だったので・・)
『シリーズで一番面白い!』、『1,2は見てないので期待してなかったが、これはいい』・・・これが宣伝文句って、一体??1と2は全然面白くなかったのですが、今回のは見れますよ~って言ってるようなもんではないか!明らかにそうだったのだが、自分で言ってちゃねえー。きっと妙に潔い反省をしたのが、今回のM:I:3だったのではな . . . 本文を読む
今年もやってまいりました。小学校の大運動会
なのに、なぜかカメラがオシャカに・・・・。
これはきっとカメラを買え!という天の声と素直に母ちゃんは聞きました。前の週にねえちゃんの最後の定演はあったし、前々から買おうと思っていた一眼レフのデジカメを買ってしまいました。
こうなったからにはガンガン撮らないと・・・。と撮りまくりでしたが、勝手が違うので、まだまだヘタクソでした。写真はともあれ、お天気も味 . . . 本文を読む
あたしはとってもいい人だということが証明されてしまった。ありがとう群さん。あたしのフェバリット・アニメの『科学忍者隊ガッチャマン』をよみがえらせてくれて。ガッチャマンの歌を歌える人に悪い人はいないそうです。
小林聡美が片桐嬢に「あのーー、ガッチャマンの歌、歌えます?」と聞いたとき、(予告のときからだったのですが)、「はいはい!」と心の中で手を挙げてましたです、ハイ。おまけにエンドテーマも歌えます . . . 本文を読む
オール・ヴェネティアロケという、なんと贅沢な映画!と思ったら、いまはやりのフィルム・コミッションがヴェネティアにもあったのね。エンドロールで、ひときわ大きく出てました。行ったことはありませんが、きっと行ったら、「あぁ、これは『ミニミニ大作戦』だ!」とか、「おぉぉ、ここは『娼婦ベロニカ』の舞台」とか『ヴェニスの商人』とか、思うんでしょうね。
ヴェネティアの魅力が見事に映し出された映画と言う事で、中 . . . 本文を読む
第一次世界大戦、帝国主義が最高潮に達し、列強が地球を分割してしまった結果に起きた、最大級の戦争。1914年7月に始まった戦争はほとんどの人が「クリスマスまでに帰れる」と思って参戦した。その戦争が起きたときのクリスマスの出来事が今回の舞台となった。
かのチャーチル(当時英海軍大臣)は、第一次世界大戦を称してこう言った。「戦争からきらめきと魔術的な美が消えてしまった・・」と。騎士道精神で臨んだ将校た . . . 本文を読む
ラース・フォン・トリアー監督の描くアメリカ3部作。ものによっては「ダンサー・イン・ザ・ダーク」が第一作で、これが最終章。いや、「ドッグヴィル」が一章。どっちが本当なんでしょう。
「ダンサー・・」がどうしても私の相性と合わず、苦痛のもと見て、しばらくいやーーな思いを味わったが、好きな映画もある。ものによってこれだけ好き嫌いが分かれる監督も珍しいのだが、それこそ監督の主義主張があっていい。生半可に原 . . . 本文を読む
大晦日の夜、どっかの海を走る豪華客船『ポセイドン号』。ああいう豪華客船には乗った事もなければ、みたこともない。きっと一生縁がないと思いますが、雰囲気だけでも味わいましょう。
大晦日のカウント・ダウンパーティですから、みなきらびやかなイヴニング・ドレスに身を包んでいます。しかし!何が起こるかわからない。ここは動きやすいジーパンとTシャツとスニーカーを履くことをお勧めします。これならいつ何時、何があ . . . 本文を読む
信託銀行というものすごい額の金が眠っているところを狙った銀行強盗。でも狙いはお金ではないという所が新味かな。
あんないっぱいお客がいる時間になんで狙うんだろうと思ったところが、そこが実は狙い目。人質の数を多くする事によって、犯人の目くらましになる。なるほど。そして犯人たちの真の狙いはお金ではなく、この銀行の会長の過去。
干されかけた刑事と、いかにもいやらしい現場の警察官、高級弁護士に、切れる犯 . . . 本文を読む
昭和30年代、(うーん、なんか最近こういう設定が多いなあ・・)日本国中貧乏だったので、貧乏は何の恥でもなかった。みんな堂々と貧乏していた。勿体ない精神が満ち溢れ、けちけちすんのはあたりまえの世の中だった頃。
8歳のアキヒロ少年は兄と母と暮らしていたが、生活に困り、佐賀のばあちゃんのところに預けられる事になった。ほとんど拉致状態で佐賀に連れて行かれるのだが、このかあちゃんッ子は、なんとも泣き虫、か . . . 本文を読む
ハワード・スペンス。いかにもこてこての西部劇スターの名前だ。若い頃からプレイボーイのもてもて男もいまや皺が刻まれた初老の落ちぶれたスター。どっかで見たことがあるけど、みたいになってしまった。
今でも、前世紀の遺物みたいな西部劇を撮っている事自体に驚きだが、その撮影現場から、ハワードは突如消える。『ディスアピアード!』何が彼をそうさせたのか?30年、まるで音沙汰のなかった男が故郷に帰る。こんな皺の . . . 本文を読む
昭和の大事件『三億円事件』。この事件の実行犯は女子高校生だった・・・。
孤独な少女と、体制に一泡吹かせたいと思っている大学生。角材振り回したり、デモに参加しても何も変わらない。あいつらは痛くも痒くもない。何が政府に打撃となるのか。政府の面子をつぶす事。なるほど・・・。
親に捨てられ、叔母の家で孤独に暮らすみすず。無口で近寄りがたい雰囲気だった彼女がどんどんと変わっていく。久しぶりに会った兄に「力 . . . 本文を読む
何年くらいになるだろうか・・・。世界史の授業でイギリスの革命のあたりで「トマス・モアの『ユートピア』!」というと決まったように爆笑が起きたもんだが、それがさっぱり何の反応もなくなってしまったは。
今のお笑いには少々付いていけないところが無きにしも非ずのあたしだが、この映画の面子には、笑うと言うよりも、なんだか懐かしくて涙がチョチョ切れ(それこそ古い)であった。冒頭のユートピアに(ゴムパッチンなど . . . 本文を読む
落ちぶれた牧場、ばらばらな家族、面倒を見ていた馬の骨折、失業・・・・。絵に描いたような不幸の連続から、家族が再生、復活、立ち直るというこれ以上ないみたいな教科書に書かれているような映画。
何のひねりもなければ、意外性もない。ここまで教条的に作られると文句を言う気力もなくなってしまった。脚本のあらも、描き方の言葉の足りない不親切なところもすべて役者におんぶに抱っこ。唯一納得がいったのがカート・ラッ . . . 本文を読む
読みました。下巻。
これで6冊制覇。これはよくできてた。とってもうまかったし、ぐいぐいひきつけました。上下巻になった4巻目あたりから失速気味だったのですが、「アズカバン」のとき以来のうまさを感じました。
いよいよ最終章に入る準備段階。さまざまな闇やら謎やらが解けてきて、最後の戦いに入る臨戦態勢が整っていく様子が、刻々と伝わってきました。疑惑と信念のバランスもなかなかうまかったし、巨悪に立ち向かう . . . 本文を読む