忘れ去られた人たちという表現で、彼らを言い表していたが、私たちは知らなかった。でも知ることができた。これはものすごくラッキーなことだと思うし、映画の醍醐味がそこにある。全篇、職人芸ともいえそうな、いぶし銀の何ともいえない味わいのおじいちゃん達の音楽である。90歳であんなに色気たっぷりの若々しいおじいさんがいるだろうか。その辺歩いているときは、ちょっと足元もおぼつかなく、枯れた感じなのだが、いったん . . . 本文を読む
航空管制官という、あんまり表舞台にはでない仕事をしている人たちの話である。でもこれは、自身満々でまわりと自分がよく見えていなかった主人公が、挫折と自我の回復によっておのれを取り戻していくというような哲学的な要素を感じることができる、などど、しちめんどくさいことを言ってしまったが、全篇にあふれるユーモアと管制官という仕事がいかにストレスフルなものかというのが見どころか。
しばらく前にどこまで太るんだ . . . 本文を読む
監督がデビッド・リンチということでひいてしまう人もいるかもしれませんが、これはちょっと違う意味で裏切られてしまいます。今までのリンチ監督とは一風変わってますので、安心して見ることができます。
話は非常に単純だし、主人公の実在の人物であったアルヴィン・ストレイトを演じている リチャード・ファンズワースはアカデミー賞主演男優賞にノミネートされましたので知っている人も多いと思いますが、これは一見の価値 . . . 本文を読む