1920年代のパリ、遊学中の若きコール・ポーターは衝撃的な出会いをする。リンダ・リー。パリで最も美しい離婚女性といわれていた。一目で恋に落ちたコールは、リンダとデートを重ね、粋な会話と、おしゃれなセンスで彼女を射止める。大人のリンダはコールのもう一つの性癖もすべてひっくるめて、彼のすべてを愛することを誓う。
軽く曲を作りながら高等遊民として生きるコールだが、リンダの調達によって、アメリカの著名な . . . 本文を読む
井筒監督来ソラリス以来になっちゃった。
ちょっと私用が入って忙しい日々だったもんで・・。
さてさて、この間、某所で「セント・バレンタインデー」の喧騒の中にいた。こういうイベントには滅法強い店なので、忙しくさせてもらった。20年以上手伝っているが、2/14も昔に比べると様変わりした。
かつてはハートのチョコくらいしかなかった。このハートのチョコもなかなかうまいチョコで人気があったのだが、サービスに文 . . . 本文を読む
エジプトのアレキサンドリアで、蔵書数万冊を誇る図書館の中、ファラオ・プトレマイオスが、若き日々、アレクサンドロス大王とともに行軍した東征の顛末を口述させていた。それは、生きた証であったのかもしれない。
ギリシアのポリスが隆盛を誇っていた時代もすぎ、地中海世界の新しい支配者として台頭してきたのが、ギリシア北方のマケドニアだった。羊飼いの国、汚い言葉を話すバルバロイとバカにされていたマケドニアを軍事 . . . 本文を読む
シチリア豆知識
地中海の中央に位置する島、シチリア島。長靴の形をしたイタリア半島のつま先が、けっぽってる石ころだと思っていただけると、その位置と形を容易に思い浮かべてもらう事ができると思う。その重要な位置から、昔、昔の時代から、侵略の憂き目にあってきた。古くはギリシアの植民市となり、古代ギリシアの重要な都市となった。
アフリカの大都市、カルタゴが発展すると、カルタゴはヨーロッパ進出の足がかり . . . 本文を読む
シチリアの貴族、サリーナ公爵は、いつもように家族と朝の礼拝を行っていた。敬謙で慇懃な妻と、凡庸な7人の子供達とともに。ちょうど、シチリアにガリバルディ率いる千人隊が攻め込んで来た時だった。シチリアに常駐していたブルボン家の兵隊の死体が見つかり、きな臭い状況が否応無しにひたひたと近づいてきていた。
覇気のない自分の子供より、はるかに快活で、明朗な甥のタンクレディに、公爵は目をかけていたが、タンクレ . . . 本文を読む
1940年代、ノースカロライナ州の片田舎で出会ったノアとアリーの若い二人の恋が燃え上がるのに、時間はかからなかった。屈託のないアリーの笑顔に一目ぼれしたノアは、身分違いの愛を貫こうとしたが、別れを余儀なくされる。
ノアを忘れられずにいたアリーの前に、家柄も、仕事も申し分のない男、ロンが現れる。彼はノアを忘れさせてくれた。結婚を決意したとき、アリーの心を揺るがしたものは・・。
この話を語っている . . . 本文を読む
明治維新後、北海道に移住を命じられた四国の小藩の人々。慣れない土地で、苦労の連続の日々を強いられる。それもすべていずれやってくる殿のため。その一筋の思いを断ち切ったのは廃藩置県だった。もう藩もない、殿もない。我々は、どうしたらいいのか・・。ここに、自分達の国を作ろう。零から始めるんだ。
鳴り物入りでばーーんと公開された本作。しかし、聞こえてくるのは、なにやら不穏な空気の流れ。そうなのです、大駄作 . . . 本文を読む
井筒和幸監督の最新作、「パッチギ!」、この上映にあわせて監督の来県があった。井筒監督ですから、これは楽しみ。2000円の入場券は、ちと財布がイタタだったが、それはそれ。
舞台は1968年の京都。朝鮮高校と府立の高校の仲がとっても悪い。そこに長崎から来たみたいな修学旅行の高校生のからみもあって、ちょっと凄い修羅場になる。なんとバスを倒しちゃう。監督いわく、なかなかバスが倒れず、撮影に5日もかかった . . . 本文を読む