北京の街並に残る古い路地、ここを胡同というそうな。古くは元の時代に作られた道路の巾によって定められた名称とのこと。なるほど、『胡』の字がついているのも合点する。『胡』とは中国から見て、北方や西の方の異民族のことをさすからだ。
そのふるい長屋のような街並に暮らす張庚年と秀清夫婦に、1967年、男の子が生まれた。見事に咲いたひまわりから向陽と名づけられる。時代は【文化大革命】の真っ只中、ごく普通の生 . . . 本文を読む
beraboさんのブログで見せてもらったミッキー田んぼ。行ってまいりました。
私は無類の方向音痴で、行きたいところに一度でいったためしはほとんどなし。それなのに、無謀にも自分で探し出そうとしたのですが、当然玉砕。後ろで子供たちは「また迷ったー」・・・またってなんだよ・・・まあ、まただけどさ、などとぶちぶち言いながら結局見つけられず。初回はあきらめ。
さて、先週の日曜日、芋煮会の帰りにお風呂に。 . . . 本文を読む
うたい文句は『UK発、スタイリッシュ・クライム・ムービー』!!
裏社会で生きる名もなき麻薬ディーラーXXXX。売るのは麻薬だが、いたって真面目なビジネスマンだ。自分を律するルールがあり、なかなかストイックなチンピラだ。
仲間は少人数、目立たず、欲張らず、法律を尊重する。未知の相手とは取引せず、ショバ代は遅れずに払う。そして好調なうちに引退すること。その最後のルールに従って、そろそろ引退を考えてい . . . 本文を読む
新進の女流作家・榛名礼子(中谷美紀)。一作当てたあと、次が書けずにドンドンと消えていく作家が多い中、彼女も徐々にその道に近付きつつあった。書けない、スランプ。書けない状況からか、胃から泥状のものを吐いたりする。ちょっとヤバイ。編集者の木島(西島秀俊)に相談し、人気のない、古い洋館に引っ越すことにした。しかし、その裏には不気味な研修所が・・・。
ある大学の研究所が沼から発掘したのは1000年前の女 . . . 本文を読む
太平洋戦争も末期に近付いてきた頃、人命尊重を優先にしてきた海軍が打って出た特攻作戦。その名も人間魚雷『回天』である。(『回天』がそのまま変換できたことが哀しい)通常の魚雷の数倍の威力をもつ弾頭をつけて、敵の戦艦に突っ込む。Uターンも出来なければ、脱出の方法も最初からない。大日本帝国軍、お得意の人命をまるで無視した特攻作戦である。
これに乗り込むのは神宮のスター、東京六大学の中で野球をこよなく愛す . . . 本文を読む
キッチュな1970年代のアイルランドが目にあざやか。アイルランドを撮り続けるニール・ジョーダン監督の最新作は、いろんな思い入れがたっぷり詰まった、ものすごく個性的な作品だった。
北アイルランドに隣接する小さな町タイリーリンで育ったパトリック・ブレイドン。彼は教会の前に捨てられていた子供だった。実は彼の父はここの教区の司祭・リーアム神父と家政婦エイリーの不義の子供だった。映画女優に似ていたといわれ . . . 本文を読む
湖畔に建てられたガラス張りの家。2年の時を越えて、ここに住む男と女のラブ・ストーリー。
2004年にこの家に住み始めた男は郵便受けに変な手紙を見つける。誰も住んでいないはずのここに住んでいた、という女性の書いたもの。偽りを書くな、とやり取りをするうちに、この郵便受けを通して、2年の時を越えていることがわかる。どちらともなく、お互いを必要とする。そして、2年後、会う約束をしたのだが・・・・。
ご . . . 本文を読む
ウルトラマン誕生40周年記念・・・だったのね。ウルトラQのもにょもにょっとしたオープニング!シリーズ最初ッから見ている私って一体??
なぜか大好きだったウルトラマン。ウルトラマンもセブンもジャックもエースもレオもタロウも主題歌、全部歌える私って一体??中でも完全にはまりきったのがセブン。近くの男の子と遊ぶのはいつもセブンごっこ。私の役目は当然アンヌ隊員です。夢に出てくるバルタン星人。あの思い入れ . . . 本文を読む
少々生き急いできたのかもしれない。東京・蒲田。都会だけど「粋」がないと称された静かな街に移り住んだカオル。なんとはない街並を写真に撮り、自分のHPに載せる。そのサイトは精神に変調をきたした人たちが集う。ばりばりに働いてきたカオルは、ここでゆっくりと生きることにした。
躁鬱病を患ってしまった女性の毎日が綴られる。働かなくても生きていけるのは阪神大震災で亡くした両親の保険金があるから。付き合ってた男 . . . 本文を読む
一足早く試写会で見てきましたので、ご紹介します。
何のひねくれもなく、素直で、どこまでも素直な映画です。見る方も、どこまでも素直モードで臨みましょう。
母の再婚によって突然自分の妹が出来たヨウタロウ。しかし、ジャズメンの父親はどこかに消えてしまい、呆然とする母。その母が病気で亡くなってしまい、「妹を守ってあげてね」と託される。
母の言葉を守り、妹を守る為に生きるかのように見えるヨウタの姿はどこ . . . 本文を読む
周囲には米軍基地がある異国情緒漂うニッポン。
高校は卒業したものの、大学に行く理由も見つからない。いまどき大学に行かないなんて・・なんて別にどうでもいい。基地の近くの【GAS STATION】でバイトをすることにしたシロウが主人公。
古参のバイトが辞めて、新人が入ってくることになった。女子大生のノリコ。一度シロウは彼女を路上で見かけて気になっていた。シロウはノリコに優しく、優しく、接し、二人は自 . . . 本文を読む
ミュータントの脅威・・・、人間たちにはなんとかしなければ!と思わせるに十分な怖さだ。ミュータント省も認められ、ミュータントの権利も人間と同じ・・と思いきや、なんとミュータントの能力を無にしてしまう治療薬が開発されていた。其の名は『キュア』。一人の特殊な能力を持つ少年から作られた薬。これを打てば、ただの人間になれる。
『キュア』なんかいらないと息巻くミュータントたちもいれば、普通の人間になりたいと . . . 本文を読む
西アフリカにある小さな村。シレ・バチリはこの辺では普通の力のある男として、家を持ち、3人の夫人がいた。3人は仲良く一つの家に住み、家事に仕事にこなしていた。
バチリ家の第二夫人コレ。自分の娘に『女子割礼』を行わせなかった変わり者とされていた。『女子割礼』。この忌まわしい伝統。10歳くらいまでの少女を対象に、女性の性器を消毒もほとんどされていないナイフ一つで、麻酔もせずに切り取ってしまう。物凄い痛 . . . 本文を読む
ソウルの街中を流れる大河~漢江(ハンガン)。ハンガンと聞くと、80年代の韓国の驚異の経済成長、『ハンガンの奇跡』がすぐに思い浮かぶのは・・・年だ。おまけに橋の崩落というショッキングな事件もしっかと覚えている。デパートが崩壊したり、ととんでもの事件が続いたが、経済成長の歪みなどと言われたもんだ。あの辺にはきっと恨みを抱いた霊がいっぱいいるぞおおっと。
そんな霊は関係なく、駐韓米軍のまずい薬品処理が . . . 本文を読む
農家の現状は本当に厳しい。百姓の根本は米だ。しかし、米だけで暮らせる農家などは今どのくらいいるだろうか。農家に対する行政の態度は本当にころころと変わってきた。その根本には律令制度から延々と連なる百姓いじめ。江戸時代の「百姓は生かさず、殺さず」の精神が脈々と流れているのではないかと思う。
米がなければ日本人は辛い。われわれのソウル・フードはやはり米だ。平成5年に起きた『平成の米騒動』も記憶に新 . . . 本文を読む