「これには価値がある」と思う人が出現したときに価値もまた存在し始める。品物そのものに価値が内在するわけではありません。「私は贈り物の受け取り手である」と思った人間が「贈り物」と「贈り主」を遡及的に成立させるのです。
内田樹『街場のメディア論』光文社(光文社新書)、2010年、171頁。
美術作品も同様だろう。芸術家がつくったから「価値」があるわけではなく、その美術作品(=贈り物)の「受け取り手」であると思った人間が現われたとき、「価値」が生まれる。
内田樹『街場のメディア論』光文社(光文社新書)、2010年、171頁。
美術作品も同様だろう。芸術家がつくったから「価値」があるわけではなく、その美術作品(=贈り物)の「受け取り手」であると思った人間が現われたとき、「価値」が生まれる。
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