僕たちは「今読みたい本」を買うわけではありません。そうではなくて「いずれ読まねばならぬ本」を買うのです。それらの「いずれ読まねばならぬ本」を「読みたい」と実感し、「読める」だけのリテラシーを備えた、そんな「十分に知性的・情緒的に成熟を果たした自分」にいつかはなりたいという欲望が僕たちをある種の書物を配架する行動へと向かわせるのです。
内田樹『街場のメディア論』光文社(光文社新書)、2010年、157頁。
今日もいつか読まねばと思い本を手にする。
内田樹『街場のメディア論』光文社(光文社新書)、2010年、157頁。
今日もいつか読まねばと思い本を手にする。
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