A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記1061 『詩誌 エウメニデスIII』

2015-07-29 23:52:59 | 書物
タイトル:詩誌Eumenides III 第48号
編集:小島きみ子
発行:佐久 : 小島きみ子
発行日:2015.7
形態:55p ; 21cm
内容:

「頭蓋穿孔」広瀬大志
「宵闇仮面祭」海埜今日子
「アリオーゾ――我が片足は墓に入りぬ」森山恵
「壺焼きの怪」京谷裕彰
「夏の家」海東セラ
「電子オルガンによるパタフィジーク音階 第二回“ヴェトナム、ホーチミン市の冷製フォー 1983,7/5 19:23”」勅使河原冬美
「(Hard・Bの鉛筆で描かれたスケッチ)」小島きみ子
写真詩コラボレーション「EPITAPH(0)~(1)」詩・漆原正雄、写真・小島きみ子

考察・シュルレアリスム
連載「シュルレアリスム日記(二)――魚景――」漆原正雄
「シュールレアリスムと自動速記について」高良留美子
「2015年4月2日マックス・エルンストからのメール」小島きみ子
連載「シュルレアリスムの21世紀(二)」京谷裕彰
連載「なぜ「シュルレアリスム運動」は音楽を扱いこなせなかったのか〈二〉」平川綾真智
あとがき

頂いた日:2015年7月29日
 執筆者・同人の京谷裕彰氏よりご恵贈頂いた1冊。どうもありがとうございます。
 シュルレアリスムの論考に、ネグリ/ハートの「マルチチュード」が引用されるとは思わず、「〈宣言〉とは未来を予示することにほかならない」の言葉にはっとした。現代の視点からアクティブにシュルレアリスムを考えるからこそ生まれる思考・言葉に刺激を受ける。
 ちなみに、本誌においてシュルレアリスム、シュールレアリスムの訳語が混在しているが、現在では「シュルレアリスム」が一般的である。


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