A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記1206 『増補版 ゲルハルト・リヒター写真論/絵画論』

2016-07-27 19:41:09 | 書物
タイトル:ゲルハルト・リヒター写真論/絵画論
タイトル別名:Gerhard Richter Texte : Schriften und Interviews
著者:ゲルハルト・リヒターほか
訳者:清水穣
企画:ワコウ・ワークス・オブ・アート
アートディレクション:秋田寛
デザイン:アキタ・デザイン・カン 森田恭行、小田嶋亮
発行:京都 : 淡交社
発行日:2005.8
形態:279p ; 22cm
注記:原著の抄訳
   初訳初版 (1996年刊) に新たなインタヴューや図版を加え、再編集したもの
内容:
ロバート・ストアほか最新の対談とカラー図版を収録した完全リニューアル版!
不滅の絵画とは—世界最高峰の画家が語る芸術論

ゲルハルト・リヒター。
1932年旧東ドイツ、ドレスデン生まれ。1961年西ドイツに移住。現代美術にもっとも影響力をもち、世界最高峰と評される現代ドイツを代表する画家。

1993年〜94年、大規模な個展がドイツ美術センター、パリ市立近代美術館などを国際巡回。その後も、ニューヨーク近代美術館での回顧展(2002年)をはじめ、毎年世界の有名美術館で個展が開かれる。2005年、日本初の回顧展開催(金沢21世紀美術館、川村記念美術館)。

リヒターの作風は、写真を描いたフォト・ペインティングから抽象絵画、鏡から色パネルまで多岐にわたるが、その問題意識は一貫して写真性と光をめぐっている。写真性と光は絵画とどのように関わりあうのか、本書はその40年分のドキュメントでもある。

本書は、1996年刊行の『ゲルハルト・リヒター写真論/絵画論』に、新たなインタヴューと1996年のノート、および本文で言及されている作品図版を加え、再編成された。
[新収録]
ロバート・ストアによるインタヴュー(2001年)
ヤン・トルン=プリッカーによるインタヴュー(2004年)
ヤン・トルン=プリッカーとの対話『WAR CUT』をめぐって(2004年)
ベンジャミン・ブクローによるインタヴュー(2005年)

目次

作品 1966〜2004
第1章 インタヴュー 1972〜1993
 ペーター・ザーガーによるインタヴュー(1972年)
 アミーネ・ハーゼによるインタヴュー(1977年)
 ベンジャミン・ブクローによるインタヴュー(1986年)
 ヤン・トルン=プリッカーとの対談(1989年)連作《1977年10月18日》をめぐって
 ヨナス・シュトルスフェによるインタヴュー(1991年)
 ハンス=ウルリッヒ・オブリストによるインタヴュー(1993年)(抄録)
第2章 インタヴュー 2001〜2005
 ロバート・ストアによるインタヴュー(2001年)(抄録)
 ヤン・トルン=プリッカーとの対話(2004年)
 ヤン・トルン=プリッカーによるインタヴュー(2004年5月)『WAR CUT』をめぐって
 ベンジャミン・ブクローによるインタヴュー(2005年1月11日)(抄録)
第3章 ノート1962〜1992

訳者あとがき

購入日:2016年7月27日
購入店:日本の古本屋
購入理由:
 嶋春香展(Gallery PARC)の参考文献として購入。嶋が写真をもとに絵画を描くことから、ゲルハルト・リヒターにインタヴューをまとめた本書を思い出した。旧版は実家にあったが、増補版が出ているので京都府・市の図書館で探したが、1996年の旧版しか所蔵していない。仕方なく、古書で探して購入。


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