「教育再生」論議や地域でのもめ事の解決から、安楽死をはじめとする生命倫理の議論まで、わたしたちは「解決」を急ぎすぎているようにおもう。急がないと危ういことも事実ではあるにしても、議論としては急ぎすぎているようにおもう。事は重いにしても、その錯綜した問題への処し方に心底、納得できるまで、つらつら迷う権利、最終決定できないままぐずぐずと悩むことを保障されるような権利というものこそが、いまは必要なのではないか。
鷲田清一『「ぐずぐず」の理由 (角川選書)』角川学芸出版、2011年、30頁。
迷うこと、悩むことは「権利」だということに気づいた。
鷲田清一『「ぐずぐず」の理由 (角川選書)』角川学芸出版、2011年、30頁。
迷うこと、悩むことは「権利」だということに気づいた。
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