A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

memorandum 270 憂鬱

2016-03-29 23:33:15 | ことば
「悲しみなんて、病気にすぎない。だから、病気を我慢するように我慢したらいいのだ。そんなに、なぜ病気になったのかとか、あれこれ考えないで。」そこから、つぎつぎ出てくる辛辣なことばをけちらすのだ。心の悲しみをおなかの痛みのように考えるのだ。そうすれば、憂鬱はもう何ともいわない。まるで茫然自失状態で、ほとんど何も感じないようになる。もう何ごとをも責めない。耐えているだけだ。でも、からだは休めること。こうして、悲しみを相手にふさわしい戦いをすることになる。
アラン『幸福論 (岩波文庫)』神谷幹夫訳、岩波書店、1998、24頁.

風邪のときは、我慢する、考えない、責めない、しっかり休むこと。


最新の画像もっと見る

post a comment