A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記312 「LET’S FIND OUT ABOUT THE MOON」

2009-09-13 23:39:28 | 書物
タイトル:LET’S FIND OUT ABOUT THE MOON
著者:Martha and Charles Shapp
絵:Yukio Tashiro
発行:Grolier International Inc.
発行年:1965年
内容:
英語による学習絵本。ソノシート付き。

購入日:2009年8月22日
購入店:Right, there is nothing.
購入理由:
大阪・放出(はなてん)にあるfabre8710(ファーブル芸術事務所)に行った際、7月に新たに併設されたRight, there is nothing.という古道具、zakka、古書などを扱うスペースができた。生来の(古)本好きとしては本が気になって仕方がなく、ギャラリーでの作品鑑賞よりも時間を割いて見てしまった。
側にスタッフの方が立たれて、じっと見られているのもかまわず本を漁っていると、本書を見つけた。いろいろ悩んだ末に購入。子ども向けの月についてのサイエンス絵本という内容だが、なんとソノシートが2枚付録で付いているのである(これが決め手であった・・)。発行年が1965年であれば、レコードが付くのもわかるが、なんとも楽しい付録である。自宅にあるポータブルレコードプレーヤーでいつか聴いてみようと思う。その音には宇宙の音か時代の音も含まれていそうで、楽しみである。

なお、このRight, there is nothing.はなかなか本のセレクトと手頃な価格設定がすばらしく、旅先でなければ欲しい本がたくさんあった(サイトで一部見ることができる)。このような自分の行動を考えるに、ギャラリーと雑貨、古道具、古本というのは相性がいいように思う。カフェもいいが、コンテンポラリー系のギャラリーでこのような事業展開は高く評価したい(以前、大阪のギャラリーヤマグチ・クンストバウで古い美術書のセールをやっていたが、ギャラリーで古本の取り扱いはあまりないようだ)。それに加えて、値段がお手頃なのがなによりすばらしい。小洒落た場所に小洒落た内装で、高価格をつけてる××ブックスとか、そこらのアート系洋書・古書店に較べると、地元の雑貨屋、古本屋という感じだが、古本屋があるギャラリーなど私にとっては理想的でたまらない。いつかそんなスペースがなければやりたいものだと妄想していたが、先行モデルとして注目していきたい。放出など、ギャラリーがなければ行かないような場所だが、行ってよかった。


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