いまいる場所と別の場所に何かを求めるのではなく、いまいるここを何かにしなければならない。
(保坂和志『小説の誕生』新潮社、2006年、p.293)
この文は前文の「文学的な道具立てに逃げ込む過剰に英雄的であったり退廃的であったりする小説は私が考える小説ではない。」という文の後にくる言葉であるが、もちろんこれまでの引用と同じように、この言葉もまた文学だけに当てはまることではないと私は考える。さらに言うなら芸術ジャンルの話だけに収まらず、私たちの生そのものにも言えることかもしれない。
(保坂和志『小説の誕生』新潮社、2006年、p.293)
この文は前文の「文学的な道具立てに逃げ込む過剰に英雄的であったり退廃的であったりする小説は私が考える小説ではない。」という文の後にくる言葉であるが、もちろんこれまでの引用と同じように、この言葉もまた文学だけに当てはまることではないと私は考える。さらに言うなら芸術ジャンルの話だけに収まらず、私たちの生そのものにも言えることかもしれない。
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