A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記1237 『反解釈』

2016-10-13 23:33:49 | 書物
タイトル:反解釈
タイトル別名:Against interpretation
シリーズ名:ちくま学芸文庫, [ソ-1-1]
著者:スーザン・ソンタグ
訳者:高橋康也・出淵博・由良君美・海老根宏・河村錠一郎・喜志哲雄
カバー装画:カンディンスキー「即興19」(部分)1911年
カバーデザイン:間村俊一
発行:東京 : 筑摩書房
発行日:2003.4第3刷(1996.3第1刷)
注記:底本: 「反解釈」(竹内書店新社, 1971年6月刊)
形態:501p ; 15cm
内容:
「われわれの文化の基盤は過剰、生産過剰にある。その結果、われわれの感覚的経験は着実に鋭敏さを失いつつある。…われわれはもっと多くを見、もっと多くを聞き、もっと多くを感じるようにならなければならない」。「内容」や「解釈」を偏重するこれまでの批評に対し、「形式」を感受する官能美学の復権を唱えた60年代のマニフェスト。「批評の機能は、作品がいかにしてそのものであるかを、いや作品がまさにそのものであることを、明らかにすることであって、作品が何を意味しているかを示すことではない。解釈の代わりに、われわれは芸術の官能美学を必要としている」。

目次
まえがき

反解釈
様式(スタイル)について

模範的苦悩者としての芸術家
シモーヌ・ヴェーユ
カミュの『ノートブック』
ミシェル・レリスの『成熟の年齢』
英雄としての文化人類学者
ジェルジ・ルカーチの文学論
サルトルの『聖ジュネ』
ナタリー・サロートと小説

イヨネスコ
『神の代理人』をめぐって
悲劇の死
演劇時評、その他
マラー/サド/アルトー

ブレッソンにおける精神のスタイル
ゴダールの『女と男のいる舗道』
惨劇のイマジネーション
ジャック・スミスの『燃え上がる生きもの』
レネの『ミュリエル』
小説と映画——覚えがき

無内容な敬虔
精神分析学とノーマン・O・ブラウンの『エロスとタナトス』
ハプニング——ラディカルな併置の芸術
《キャンプ》についてのノート
一つの文化と新しい感性

解説(高橋康也)

購入日:2016年10月10日
購入店:BOOKOFF 高田馬場北店
購入理由:
 以前から読みたいと思っていたが、たまたま入ったら書棚で見つけた。「反解釈」、「様式(スタイル)について」は今抱えている案件の参考になりそう。


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