A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記1239 『表象 10 』

2016-10-17 23:06:51 | 書物
タイトル:『表象』10 特集:爆発の表象
責任編集:表象文化論学会
発行:東京 : 表象文化論学会
発売:東京 : 月曜社
造本:加藤賢作(LABORATORIES)
発行日:2016.3
形態:335p ; 21cm
内容:
◆巻頭言◆
言語と表象(佐藤良明)

◆対談◆新たなるイメージ研究へ
岡田温司X田中純

◆特集1◆爆発の表象
共同討議:「爆発的メディウム」の終焉?ーー映画、アニメーション、ドローン
(石岡良治+北村紗衣+畠山宗明+星野太+橋本一径)
電気じかけの夜(フィリップ=アラン・ミショー/森元庸介訳)
爆発への無関心(ジェフリー・スコンス/仁井田千絵訳)
平和と原子爆弾(セルゲイ・エイゼンシュテイン/畠山宗明訳・解題)

◆特集2◆パフォーマンス論の現在
共同討議:パフォーマンスの場はどこにあるのか
(森山直人+武藤大祐+田中均+江口正登)
方法論としてのニュー・ドラマトゥルギー――共同討議の余白に(内野儀)
パフォーマンス/ミュージアム(三輪健仁)

◆論文◆
パンとサイコロに賭けられるもの――聖史劇の聖別と瀆聖(杉山博昭)
洞窟という鑑賞装置――フレデリック・キースラーの《ブケパロス》(瀧上華)
歌う声を<きく>行為――歌う身体と聴く身体が交叉するところ(堀内彩虹)
小津安二郎『お早よう』におけるオナラの音(正清健介)

◆書評◆
スクリーン・プラクティスのふくらみ──大久保遼『映像のアルケオロジー――視覚理論・光学メディア・映像文化』書評(細馬宏通)
エクフラシスの快楽──岡田温司『映画は絵画のように――静止・運動・時間』書評(堀潤之)
ロシア・アヴァンギャルドの複雑に絡んだ糸を解きほぐす──河村彩『ロトチェンコとソヴィエト文化の建設』書評(柏木博)
過去と未来の狭間にあり続けること──田口かおり『保存修復の技法と思想──古代芸術・ルネサンス絵画から現代アートまで』書評(金井直)
薄明の映画論──中村秀之『敗者の身ぶり――ポスト占領期の日本映画』書評(松浦寿輝)
写真のパラノーマリティ──浜野志保『写真のボーダーランド――X線・心霊写真・念写』書評(前川修)
メディアアートの歴史的瞬間──馬定延『日本メディアアート史』書評(原島大輔)
映画の「自動性」と「世界への信」──三浦哲哉『映画とは何か――フランス映画思想史』書評(武田潔)
音楽と驚異──村山則子『ペローとラシーヌの「アルセスト論争」――キノー/リュリの「驚くべきものle merveilleux」の概念』書評(横山義志)
「世界認識の方法」としてのリアリズム――小林剛『アメリカン・リアリズムの系譜――トマス・エイキンズからハイパーリアリズムまで』書評(横山佐紀)

購入日:2016年10月17日
購入店:丸善 京都本店
購入理由:
 山口和也「Eternal trace」テキストのための参考文献として購入。
 山口の「Eternal trace」は花火の爆発によって描かれた絵画だが、花火=爆発ということで思い出したのが本書だった。本書では映画・映像の「爆発の表象」が中心だが、何かの参考にはなるかも。


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