A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記239 「朱儒の言葉・文芸的な、余りに文芸的な」

2009-04-01 14:44:01 | 書物
タイトル:朱儒の言葉・文芸的な、余りに文芸的な
著者:芥川竜之介
発行:岩波書店/岩波文庫 緑70-11
発行日:2003年2月14日
内容:
「打ち下ろすハンマアのリズムを聞け」―芸術の永遠に滅びざることをこう表現した芥川は、死の前の4年間アフォリズムの刀を研ぎ澄まし「朱儒の言葉」を書きついだ。一方、谷崎潤一郎との二度の論争に底深く覗いた「文芸上の極北」とは何であったか。最晩年の箴言集と評論集。(解説=平出隆)

購入日:2009年3月10日
購入店:BOOK-OFF 自由が丘駅前店
購入理由:
この本が文庫化された時、平出隆氏が解説を担当していたのを知り、購入を決意したがそれきり忘れていて、過日たまたま時間があったので入った古本屋で見つけ購入。
アフォリズム、箴言集は短い言葉が刀のように鋭く脳裏に焼きつくので、好んで読んだりするのだが、この本もまた私好みだ。いま買わなくてもよかったのだが、何か短い「言葉」がほしかった。心がざわざわして落ち着かなかったので、この本をすぐに読まなくても書棚に置いてあることで安寧を得たかった。芥川はそれほど読んでいるわけではないが、この本を読んでよかったら、他の本も読んでみたい。



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