A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記702 『吉田初三郎のパノラマ地図』

2013-03-03 23:29:27 | 書物
タイトル:大正・昭和の鳥瞰図絵師 吉田初三郎のパノラマ地図
シリーズ名:別冊太陽
編集人:湯原公浩
制作:清水壽明
アートディレクション:稲田意匠
撮影:田邊幸雄、大川明、佐藤達一朗
イラスト:桑原未帆
編集:赤岩州五、小林正彦、長島桂子、小六通敬、桑原未帆、大庭久実(アイランズ)
発行:平凡社
発行日:2002.10
形態:150p ; 25cm
内容:
巻頭鳥瞰図
「吉田初三郎作品 分かりすぎる絵の秘密」荒俣宏
「世界は編集することで見えてくる」泉眞也

自在 大胆なデフォルメ 変幻自在が旅情を誘う
視点 目の位置を変えてみると鱗も落ちる新鮮さ
沿線 列車は走るよ 真直ぐに 鉄道沿線図の潔さ
富士 あ、あんなところに!いつでもどこでも富士の山
聖地 初三郎は鳥瞰図界の空海!?
国立公園 自然の風景を永遠にとどめたい
避暑地 涼風天下第一、山麓のリゾート
渓谷 岸壁と森林をぬって蛇行する清流
島 おだやかな海、流れるような海岸線
桜 万朶の桜を描く、夢なつかしき春の山
城 天守閣ののそびえる街
博覧会 博覧会の仕事だけはだれにも渡さない
旅館 初三郎は現代広告業の先駆者だった
街 手前は海、山を背負った街が理想の都市図
客船 そして、船は行く
産業 鳥瞰図に美しく描かれた各地の産業
隣国 いざ行かん、金剛へ 東洋屈指の景観を見よ
震災 関東震災全域鳥瞰図絵
ヒロシマ HIROSHIMA

初三郎初期の鳥瞰図
吉田初三郎年譜
吉田初三郎プロジェクトは如何にして生れたか?
「吉田初三郎の空間 絵になるまちづくりへ―間の手法―」山本壽夫
「初三郎の才能をいち早く見抜いた男・油屋熊八―別府のゴールデンコンビ―」芳賀直樹
初三郎コレクション(抄)
「天皇の絵師としての初三郎」芳賀直樹
「初三郎と同時代を生きた鳥瞰図絵師たち」藤本一美
講演録「大正広重 昭和源内」諸橋辰夫(前・日本古地図学会会長)
「夫の道楽」諸橋崇子
インタビュー 石黒三郎さん(初三郎鳥瞰図コレクター)
初三郎鳥瞰図を探す
綴じ込みパノラマ地図
「原画に出会える場所 初三郎の原画を見に行こう」藤本一美
奥付

購入日:2013年2月26日
購入店:Amazon.co.jp
購入理由:
 初三郎研究の参考文献として購入。おそらく初三郎文献の中でも図版・資料ともに最も充実した1冊。これ以上のものを作れるのかと思うくらいな力作。
 研究の上では、これまで何度もお世話になった1冊だが、絶版のため古書でも値段が高く、図書館でコピーしたものを使っていた。ところが、たまたまアマゾンで調べたら、定価の2倍で買えそうだったので奮発して購入した。コピーで見るよりも楽しさが違う。



最新の画像もっと見る

post a comment