A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

memorandum 550 道を切り開いたらなあかんですね。

2017-08-28 23:20:55 | ことば
 ヒップホップはこうやとかああやとか、おっさんも、俺らぐらいの年のやつも、みんなヒップホップ・ラブが強すぎてそう言っちゃうけど、ハタチの子にヒップホップなんか、わかるわけないじゃないですか。その見方がおかしいんですよね。そういう子らを育てたらな俺はあかんと思うし、道を切り開いたらなあかんですね。俺らがバカっと道を開けて、そこにどんどん行け行けつって入らせたるぐらいの穴を作ったる気のあるラッパーが、いま日本にいないと思うんです。そんな若い子があったら引き上げるから、俺すぐ。俺んち住めって。俺の街に住んだらいいって。メシも食えるから大丈夫やって。

ANARCHY、都築響一『ヒップホップの詩人たち』新潮社、2013年、473頁。

ヒップホップ界同様に、美術界も後進を育て、道をつくる「気のある」アーティストや美術関係者は日本にはいない。そもそもアートを志向する「若い子」がいるかどうか。妬みや嫉みばかりでは、いよいよ終りである。


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