A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記1321 『定本 言語にとって美とはなにか〈1〉』

2017-07-19 23:42:02 | 書物
タイトル:定本言語にとって美とはなにか
著者:吉本隆明
発行:東京 : 角川書店(角川ソフィア文庫)
発行日:2010.4第3刷(2001.9第1刷)
形態:398p ; 15cm
内容:
言語とはなにか、芸術とはなにか。そして文学とはどのような言語の、どのような芸術なのか。『万葉集』『古事記』といった古典や現代の詩歌をはじめ、森鴎外「舞姫」、国木田独歩「武蔵野」、夏目漱石「それから」など、文学史上のさまざまな作品を豊富に引用して詳細に解説。表現された言語を「指示表出」と「自己表出」の関連でとらえる独創的言語論の第1巻。『共同幻想論』と並ぶ吉本隆明の主要著作。

目次

文庫版まえがき
選書のための覚書


第1章 言語の本質
第2章 言語の属性
第3章 韻律・撰択・転換・喩
第4章 表現転移論
 第1部 近代表出史論(1)
 第2部 近代表出史論(2)
 第3部 現代表出史論
 第4部 戦後表出史論
解題 川上春雄
文庫版解説 言葉について 加藤典洋

購入日:2017年7月19日
購入店:Amazon.co.jp
購入理由:
 本書の第2巻は何年も前にたまたま古本屋で見かけて買って以来、ずっと積読状態であった。いつか第1巻を古本屋で見かけたらと思ってはいたが、日頃のだらしなさで今日まで来てしまった。だが、近頃、仕事で日本語について考えることが多く、積読したままの本書の存在が思い出された。いまこそ読みたいと思い、第1巻を購入。