不得手なものから奇蹟は生まれぬ
鈴木清順の言葉、「編集手帳」『読売新聞』2017年2月23日朝刊
映画監督・鈴木清順は60歳で仕事も蓄えもなく、職業安定所で失業保険をもらう手続きをしたという。40代で日活を解雇され、50代のときに『ツィゴイネルワイゼン』で映画賞を総なめした。浮き沈みの境涯だが、飄々とした人柄で「好物の煮豆を食べ、酒を飲み、拾う神を待つだけだね。」と語っていたという。不得手なことをしても奇蹟は生まれない。私もまた、仕事も蓄えもない身ゆえに、拾う神を待ちたい。
鈴木清順の言葉、「編集手帳」『読売新聞』2017年2月23日朝刊
映画監督・鈴木清順は60歳で仕事も蓄えもなく、職業安定所で失業保険をもらう手続きをしたという。40代で日活を解雇され、50代のときに『ツィゴイネルワイゼン』で映画賞を総なめした。浮き沈みの境涯だが、飄々とした人柄で「好物の煮豆を食べ、酒を飲み、拾う神を待つだけだね。」と語っていたという。不得手なことをしても奇蹟は生まれない。私もまた、仕事も蓄えもない身ゆえに、拾う神を待ちたい。