A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記1278 『恋愛論 完全版』

2017-02-18 23:52:33 | 書物
タイトル:恋愛論 完全版 (文庫ぎんが堂)
シリーズ名:文庫ぎんが堂, [は4-1]
著者:橋本治
ブックデザイン:タカハシデザイン室
本文デザイン:勝浦悠介
編集:圓尾公佑
カバーイラスト:白根ゆたんぽ
カバーデザイン:関 善之 for VOLARE Inc.
発行:東京 : イースト・プレス
発行日:2016.6第2刷(2014.7第1刷)
形態:383p ; 15cm
注記:講談社文庫版(1986.5刊)とSB文庫版(ソフトバンククリエイティブ , 2006.12刊)を元に再構成したもの
   シリーズ番号はブックジャケットによる
内容:
1986年刊行の名著が「完全版」で復活!
糸井重里氏推薦!「若いときにも泣いたけど、いまでもやっぱり泣いてしまう。」

今こそ読みたい人生と恋愛のバイブル!「愛は一般論で語れるが、恋愛は一般論では語れない。それは、恋愛というものが非常に個人的なことだから」著者自身の初恋の体験をテキストとし、色褪せることない普遍的な恋愛哲学を展開した名著『恋愛論』が「完全版」となって復活!表題作に加え、有吉佐和子さんへの追悼文「誰が彼女を殺したか?」、直筆マンガ「意味と無意味の大戦争」、本人による解説「巨大なナメクジ」ほかを収録。さらに、「最後のあとがき」を新たに加筆。

1 恋愛論
2 気むずかしい赤胴鈴之助
3 誰が彼女を殺したか?
4 セーター騒動顛末記
5 講談社文庫版あとがき
6 著者による解説 巨大なナメクジ
7 付録マンガ 意味と無意味の大戦争
8 SB文庫版あとがき
9 最後のあとがき
10 解説 二村ヒトシ

購入日:2017年2月17日
購入店:京都岡崎 蔦屋書店
購入理由:
 出勤までに時間があり、店内を物色していたら見つけた1冊。橋本治は中学〜高校にかけて好きでよく読んでいた。本書も読んだ気がするが、かなり昔であまり憶えていない。完全版とあるので、再読してみたく購入。たぶん将来に迷っている心境に救いを求めて、帯の「今こそ読みたい人生と恋愛のバイブル」に惹かれたのかもしれない。相変わらずの橋本節に感銘を受けつつ、文体に少しくどさを感じるのは年を経たからか。
 ちなみに、本書は1985年に西武百貨店コミュニティ・カレッジに在籍していた作家の保坂和志が企画しておこなわれた講演「恋愛論」がベースになっている。橋本治と保坂和志のつながりに納得。