A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記1178 『光の子ども1』

2016-04-25 23:24:28 | 書物
タイトル:光の子ども 1
著者:小林エリカ
ブックデザイン:五十嵐哲夫
校正:藤井豊
発行:東京 : リトルモア
発行日:2013.12
形態:183p ; 21cm
内容:
1900年のパリの万博と21世紀の福島はつながっている.
キュリー夫人が発見した放射性の物質の歴史を光少年と猫のエルヴィンが案内してくれる.

希望と不安.半減期.

それは生きものの体に刻まれた時間だ.
タイム・リミット. まだ間に合う? まだ?

―― 萩尾望都(帯コメントより)

“放射能”をテーマに描いた、小林エリカ渾身の新作コミック。
“放射能” それはいつ、どこから、どうやって、ここに来たのか?
いまから115年前、科学者マリ・キュリーによって名づけられた“放射能”。
マリが「わが子」と呼んだ、幻想的な青白い光を放つ新元素ラジウムは、本当に人類の希望だったのか?
マンハッタン・プロジェクト、広島・長崎、スリーマイル、チェルノブイリ、そして…。
2011年の日本に生まれた主人公“光”と、猫の“エルヴィン”を通じて、“放射能”の歴史がひもとかれていく。
史実とフィクションを交えた物語。センシティブかつ強烈な意欲作。

目次
LUMINOUS
Marie
dollar
METROPOLITAN
HALF-LIFE
88
History
Map & Guide
Book List

購入日:2016年4月25日
購入店:丸善 京都本店
購入理由:
 4月24日朝日新聞朝刊に掲載された大竹昭子さんの書評を読んで、「High-Light Scene」展の参考になるかもと考え購入。会期が迫っていることもあり、「光」に反応してしまう。
マンガはほとんど読まないので疎いのだが、放射能をテーマとするマンガがあるとは思わなかった。絵柄の好みがあるので、買うか一瞬迷ったが、この時期に知ったのも出会いである。