ぼくの考えをいうと、未来は考えないで、目の前のことだけを見ている方が好きだ。ぼくは占い師に自分の手相を見せに行かないばかりでなく、事物の本性のなかに未来を読もうともしない。なぜなら、われわれがどんなに物知りになり得るとしても、われわれの目がそう遠くまで届くとは思わないから。だれの身に起ころうと重要な出来事はすべて予測を超えていて、予見できないものだと知った。好奇心がなおったとしても、おそらくまだ用意周到の慎重さをなおす必要がある。
アラン『幸福論 (岩波文庫)』神谷幹夫訳、岩波書店、1998、91頁.
人生なんて、予測、予見できないことしか起きない。
アラン『幸福論 (岩波文庫)』神谷幹夫訳、岩波書店、1998、91頁.
人生なんて、予測、予見できないことしか起きない。