A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記1048 『革命について』

2015-06-24 23:53:35 | 書物
タイトル:革命について (ちくま学芸文庫)
タイトル別名:On revolution
著者:ハンナ・アレント
訳者:志水速雄
カバーデザイン:渡辺千尋
発行:筑摩書房(ちくま学芸文庫, [ア-7-2])
発行日:1995.6
形態:478p ; 15cm
注記:原著(1963)の全訳
    中央公論社,1975年8月刊の文庫化
    叢書番号はブックジャケットによる
内容:
戦争とならんで現代史を色濃く特徴づける革命とはいったい何だろうか?「社会問題」の解決がその目的だろうか?革命によって生まれた政治体はなぜ安定した永続性をもたなかったのか?その意義は果たして過去のものとなったのだろうか?本書でアレントは、主としてアメリカ独立革命とフランス革命の経験を比較・考察し、自由が姿を現わすことのできる公的空間を保障する政治体の創設として前者を評価する。政党制や代表制ではなく、ある社会の全成員が公的問題の参加者となるような新しい統治形態がその時そこで始められたのである。忘れられた革命の最良の精神を20世紀政治の惨状から救い出す反時代的考察。

目次
凡例
感謝のことば
序章 戦争と革命
第1章 革命の意味
第2章 社会問題
第3章 幸福の追求
第4章 創設(1)――自由の構成
第5章 創設(2)――時代の新秩序
第6章 革命的伝統とその失われた宝
訳者あとがき
解説(川崎修)

購入日:2015年6月24日
購入店:Amazon.co.jp
購入理由:
 展覧会「うさぎと革命」テキストのための参考文献として購入。
テキストを書き始めて、展覧会タイトルにもなっている「革命」についてよく知らないことに気づく。そこで、「革命」について書かれた本を調べたところ本書を見つけた。そのもの「革命について」と題され、目次を見ると「革命の意味」まで書かれているようだ。内容はアメリカ独立革命とフランス革命が中心のようだが、とりあえず「革命」について考えるには参考になるだろうと思い購入。