A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記1047 『地図と領土』

2015-06-20 23:30:14 | 書物
タイトル:地図と領土 (単行本)
タイトル別名:La carte et le territoire
著者:ミシェル・ウエルベック
訳者:野崎歓
装幀:神田昇和
発行:東京 : 筑摩書房
発行日:2013.11
形態:402p ; 20cm
内容:
驚愕の〈惨劇〉の目くるめく謎――鬼才ウエルベック最大の衝撃作。孤独な天才芸術家ジェドは、一種獰猛な世捨て人の作家ウエルベックに仄かな友情を抱くが、驚愕の事件が二人に襲いかかる。謎をめぐって絢爛たるイメージが万華鏡のように炸裂する傑作。フランスで50万部を超えたゴンクール賞受賞作。

(プロローグ)
第一部
第二部
第三部
エピローグ
訳者あとがき

購入日:2015年6月19日
購入店:日本の古本屋
購入理由:
 本書を最初に知ったのは2013年3月に京都の南山城村にあるGallery Den mymの展覧会「Visual Sensation vol.5」に行った際、出品作家の上田章子さんから教えて頂いた。地図や鳥瞰図を研究しているというお話をした際、本書を教えてくれたのである。その時は未翻訳で、ウエルベックのことも『素粒子』のタイトルを知っているぐらいだった。
 その後、同年11月に翻訳が刊行され、地図好きとしてはいよいよ読まねばと思っていたのだが、いろいろな雑事に追われて、買う(読む)機会を逸していた。今回、職場の向かいにある京都市美術館で開催される「ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄」に本書の表紙に使われているフェルメール《天文学者》が出品されるということで、いよいよ読む時期だと思い購入。