A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記1035 『発展する地域 衰退する地域』

2015-05-18 23:40:14 | 書物
タイトル:発展する地域 衰退する地域: 地域が自立するための経済学 (ちくま学芸文庫)
タイトル別名:Cities and the wealth of nations : principles of economic life
        都市の経済学 : 発展と衰退のダイナミクス
著者:ジェイン・ジェイコブズ
訳者:中村達也
カバーデザイン:服部一成
発行:東京 : 筑摩書房(ちくま学芸文庫, [シ31-1])
発行日:2012.11
形態:413p ; 15cm
注記:『都市の経済学 : 発展と衰退のダイナミクス』(1986年9月TBSブリタニカ刊)を改訂し、文庫化したもの
    叢書番号はブックジャケットによる
内容:
大都市の気ままな流行りや、公共事業、工場誘致に頼るのはもう終わりにしよう!それぞれの地域が持つ財を利用し、住民の創意を生かした活動をしない限り、経済的発展はない!かつてのベネチアのように、必要なものを自らの手で作り、近隣地域と共生的な交易を行えば、技術は高まり、雇用も生まれ、地域は自然と活性化する。アメリカで大規模再開発により街が「死んで」いく過程を観察したジェイコブズは、街や地域が生み出すダイナミズムに注目、経済が発展・衰退する鍵を、古今東西の無数の例から探り出した。地域が自立するための処方箋を描いた先駆的名著。

目次
日本語版への序文
第1章 愚者の楽園
第2章 現実にたちもどって
第3章 都市地域
第4章 供給地域
第5章 労働者に見すてられる地域
第6章 技術と住民排除
第7章 移植工場地域
第8章 都市のない地域に向けられた資本
第9章 取り残された地域
第10章 なぜ後進都市は互いを必要とし合うのか
第11章 都市への誤ったフィードバック
第12章 衰退の取引
第13章 苦境
第14章 漂流
謝辞
原註
訳者あとがき
解説 ジェイコブズ経済学とその実践(片山善博)
解説 ジェイコブズ経済学の現在的意義(塩沢由典)

購入日:2015年5月16日
購入店:ジュンク堂書店 京都朝日会館店
購入理由:
 帯につられたわけではないが、今年の1月に日経の書評欄で本書を知り、メモしておいたのだがこれまで買わず仕舞いであった。本を読むには目的やタイミングがある。だが先頃、奈良の地域アートプロジェクトの企画に参加することになった。そこで、参考までに地域の本を読もうと思い、本書を思い出して購入した次第である。
 少し読み始めたが、専門外ということもあるがそれほど興趣はない。