タイトル:2011年度アート・コミュニケーションプロジェクト報告書
責任編集:福のり子
編集:板井由紀、北野諒、北村英之、伊達隆洋、渡川智子(京都造形芸術大学アート・コミュニケーション研究センター)
発行:京都 : 京都造形芸術大学アート・コミュニケーション研究センター
協力:京都造形芸術大学芸術表現・アートプロデュース学科
校正協力:中井美穂、三浦由希子(芸術表現・アートプロデュース学科4回生)
発行日:2012.5
表紙デザイン:加藤彩世(芸術表現・アートプロデュース学科4回生)
形態:224p : 30cm
目次・内容:
巻頭文 福のり子
Ⅰ.基礎プロジェクト
鑑賞者ボランティアの構成
各グループの鑑賞作品紹介
参与観察者によるレポート
研究員によるレポート
リサーチ・アシスタントによるレポート
学生アンケート集計・分析
学生最終レポート全回答
上回生メンターによるレポート
鑑賞者ボランティアによるレポート
Ⅱ.実践プロジェクト
学生活動編
[1]ASP 特別講義「盲人である幸せ -手持ちのカードを最大限に活かす-」
[2]京都大学物質-細胞統合システム拠点(iCeMS)との共同プロジェクト
[3]京都大学医学部附属病院 絵画展示プロジェクト「project niwa」
[4]高校生ワークショップ
[5]「AMA 展 -Art Meets Amagasaki」ギャラリートーク
[6]東京大学「人ロボット共生学研究」との共同プロジェクト
アート・コミュニケーション研究センター(ACC)活動編
[1]大塚国際美術館講演
[2]札幌芸術の森美術館ボランティア研修
[3]ACC 主催セミナー 佐藤宏道「見ることの諸相」
[4]京の教員特別セミナー
[5]ヨコハマトリエンナーレ2011「キッズ・アートガイド2011」
[6]平成23 年度兵庫県博物館協会第2 回研修
[7]サイエンスアゴラ2011「社会をカンショウする科学と芸術」
[8]岡山県中学校美術教育研究大会講演
[9]日本バプテスト看護専門学校連携授業
[10]豊田市美術館作品ガイドボランティア研修
[11]さぬき生活文化振興財団まなびあい勉強会
[12]こども芸術大学瓜生山セミナー
[13]大阪府立港南造形高校連携授業
[14]児童養護施設におけるACOP 実践
Ⅲ.連続セミナー ヴィジュアル・シンキング・ストラテジー
Ⅳ.ACOP 関連取材記事
Ⅴ.2012 年度活動予定紹介
頂いた日:2012年6月14日
発行元より郵送にて頂いた1冊。どうもありがとうございます。昨年のACOP観賞会に参加したことが遠い昔に感じられる。
ところで、斜め読みして興味を魅かれたのは、「学生アンケート集計・分析」である。この中に、「美術館/ギャラリー・画廊にはどのくらいの頻度で足を運びますか?」という質問がある。回答の結果によると、美術館訪問数は年平均3.6回、ギャラリー・画廊訪問数は年平均2.9回であるという。さらに驚くのは、月1回以上のペースで美術館に足を運ぶ人は22人中3人だというのである(年に3.6回しか行かないわけだから当然である)。美術大学でこの現状である。一般大学では年平均0.6回か(また、学生でこの結果ということは、教員側も似たようなものだろうか)。
私には美術館やギャラリーはなくてはならない存在だが、多くの人には不要な場所らしい。それにしても、美術館やギャラリーに足を運ばず、実際の作品をほとんど見ない人々が研究や作品解説をするって、どうなんだろう。昔から「アートプロジェクト」と名のつくものに違和感があるのは、このアンケート結果のように美術館・ギャラリーで作品を見ない人々による仕事という印象が拭えないためだ。
美術館、ギャラリーに行くことに興味・関心のない人に何かを言う気はないが、もっと鑑賞者が増えることを期待したい。
責任編集:福のり子
編集:板井由紀、北野諒、北村英之、伊達隆洋、渡川智子(京都造形芸術大学アート・コミュニケーション研究センター)
発行:京都 : 京都造形芸術大学アート・コミュニケーション研究センター
協力:京都造形芸術大学芸術表現・アートプロデュース学科
校正協力:中井美穂、三浦由希子(芸術表現・アートプロデュース学科4回生)
発行日:2012.5
表紙デザイン:加藤彩世(芸術表現・アートプロデュース学科4回生)
形態:224p : 30cm
目次・内容:
巻頭文 福のり子
Ⅰ.基礎プロジェクト
鑑賞者ボランティアの構成
各グループの鑑賞作品紹介
参与観察者によるレポート
研究員によるレポート
リサーチ・アシスタントによるレポート
学生アンケート集計・分析
学生最終レポート全回答
上回生メンターによるレポート
鑑賞者ボランティアによるレポート
Ⅱ.実践プロジェクト
学生活動編
[1]ASP 特別講義「盲人である幸せ -手持ちのカードを最大限に活かす-」
[2]京都大学物質-細胞統合システム拠点(iCeMS)との共同プロジェクト
[3]京都大学医学部附属病院 絵画展示プロジェクト「project niwa」
[4]高校生ワークショップ
[5]「AMA 展 -Art Meets Amagasaki」ギャラリートーク
[6]東京大学「人ロボット共生学研究」との共同プロジェクト
アート・コミュニケーション研究センター(ACC)活動編
[1]大塚国際美術館講演
[2]札幌芸術の森美術館ボランティア研修
[3]ACC 主催セミナー 佐藤宏道「見ることの諸相」
[4]京の教員特別セミナー
[5]ヨコハマトリエンナーレ2011「キッズ・アートガイド2011」
[6]平成23 年度兵庫県博物館協会第2 回研修
[7]サイエンスアゴラ2011「社会をカンショウする科学と芸術」
[8]岡山県中学校美術教育研究大会講演
[9]日本バプテスト看護専門学校連携授業
[10]豊田市美術館作品ガイドボランティア研修
[11]さぬき生活文化振興財団まなびあい勉強会
[12]こども芸術大学瓜生山セミナー
[13]大阪府立港南造形高校連携授業
[14]児童養護施設におけるACOP 実践
Ⅲ.連続セミナー ヴィジュアル・シンキング・ストラテジー
Ⅳ.ACOP 関連取材記事
Ⅴ.2012 年度活動予定紹介
頂いた日:2012年6月14日
発行元より郵送にて頂いた1冊。どうもありがとうございます。昨年のACOP観賞会に参加したことが遠い昔に感じられる。
ところで、斜め読みして興味を魅かれたのは、「学生アンケート集計・分析」である。この中に、「美術館/ギャラリー・画廊にはどのくらいの頻度で足を運びますか?」という質問がある。回答の結果によると、美術館訪問数は年平均3.6回、ギャラリー・画廊訪問数は年平均2.9回であるという。さらに驚くのは、月1回以上のペースで美術館に足を運ぶ人は22人中3人だというのである(年に3.6回しか行かないわけだから当然である)。美術大学でこの現状である。一般大学では年平均0.6回か(また、学生でこの結果ということは、教員側も似たようなものだろうか)。
私には美術館やギャラリーはなくてはならない存在だが、多くの人には不要な場所らしい。それにしても、美術館やギャラリーに足を運ばず、実際の作品をほとんど見ない人々が研究や作品解説をするって、どうなんだろう。昔から「アートプロジェクト」と名のつくものに違和感があるのは、このアンケート結果のように美術館・ギャラリーで作品を見ない人々による仕事という印象が拭えないためだ。
美術館、ギャラリーに行くことに興味・関心のない人に何かを言う気はないが、もっと鑑賞者が増えることを期待したい。