A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記478 「Gifu ART CAMP 2010 archive book」

2011-03-30 23:45:20 | 書物
タイトル:Gifu ART CAMP 2010
編集:田部井勝
撮影:藤井昌美/杉山弦
発行日:2010年
内容:
岐阜シティ・タワー43にて開催された「Gifu ART CAMP 2010」(公開・滞在制作期間2010年2月27日~3月7日、展示期間3月8日~3月14日)の記録集。
A5判、18p、カラー

佐部利典彦
田部井勝
河井聖子
福岡寛之
藤井昌美
杉山弦
滞在制作風景

頂いた日:2011年3月25日
場所:岐阜シティ・タワー43
 岐阜シティ・タワー43にて開催された「GIFU ART CAMP 2011 都市の白地図」展(2011年3月5日~3月31日)に行った際、作家の方より頂いた1冊。どうもありがとうございます。
 「GIFU ART CAMP」は昨年から始まった滞在制作型展覧会。今年は河井聖子、福岡寛之、藤井昌美の3名が参加・展示を行った。
 河井聖子は妖怪をキーワードにイベント、展覧会、商品開発など多様な活動を行っているアーティストだ。昨年の大阪・CASでのグループ展では妖怪ケーキを制作・販売していたことが思い出される。
 藤井昌美は岐阜に住む住民とその人の愛用品とを撮影した写真作品を制作。ものがもつ人とのつながりやアイデンティティを喚起させて興味深い。
 福岡寛之は、大量の空の写真をつなぎあわせたロール状の紙の束をタワー状に作り上げる作品及びパフォーマンスを行う。2階のテラスでは避難用仮設テント「オクタゴン」を設置し、室内でワークショップや公開制作を行う。たまたま今回、福岡さんとお話ができたが、天井に採光窓がついているオクタゴンの中で、アートのこと、今回のキャンプのことなどをゆっくり聞くことができた。旅先で出会ったと人と、キャンプの中でわずかでも時間を過ごせたことが楽しく思い出される。