A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記450 「誰もやらないことをやれ!―現代に受け継がれる吉原治良の精神―」

2010-11-14 23:50:54 | 書物
タイトル:関西学院所蔵の絵画Ⅰ 誰もやらないことをやれ!―現代に受け継がれる吉原治良の精神―
編集発行:関西学院大学博物館開設準備室
発行日:2010年10月5日
印刷製本:有限会社仁川印刷所
内容:
関西学院大学 西宮上ケ原キャンパス 時計台2階展示室にて開催された展覧会「関西学院所蔵の絵画Ⅰ 誰もやらないことをやれ!―現代に受け継がれる吉原治良の精神―」(2010年10月5日~12月18日)の展覧会図録。

A5判、32ページ

「ごあいさつ」河上繁樹(関西学院大学博物館開設準備室長)
「吉原治良と「具体美術協会」、そしてパリのS.W.ヘイター」東浦哲也(関西学院高等部美術家教諭)
“Jiro Yoshihara, his Gutai Art Society, and Stanley William Hayter in Paris” Tetsuya Higashiura
「現代に受け継がれる吉原治良の精神」松谷武判(画家)
“Inheriting Jiro Yoshihara’s sprit” Takesada Matsutani
図版・解説
 吉原治良
 村上三郎
 吉原通雄
 松谷武判
 堀尾貞治
 S.W.ヘイター
 H.スーニエ
年譜
作品リスト・参考文献一覧

頂いた日:2010年10月10日(日)
場所:関西学院大学 西宮上ケ原キャンパス
 同日、関西学院大学にて開催された第61回美学会全国大会に行った際、受付でもらった封筒の中に同封されていた1冊。学校内の小規模な展覧会とはいえ、こうした冊子を制作してくれると記憶に残る。
 当初、関西だから具体の展覧会なのかと思ったが、事実は吉原治良が関西学院高等商学部卒であり、その縁で作品が収蔵されているようだ。ただ、S.W.ヘイター、H.スーニエの作品は吉原と直接に交流・影響があるわけではなく、違和感を覚えた。収蔵品展とはいえ、紹介の仕方には工夫がほしいところだ。