A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記427 「僻地空間」

2010-07-28 23:55:47 | 書物
タイトル:僻地空間 インタビュー集
編集:李ハヌル、小澤亜梨子、鈴木香澄
インタビュー:李ハヌル、小澤亜梨子、河原巧也、郡司菜々美、小林綾治、佐伯香菜、佐藤暖、鈴木香澄、中山陽介、初馬玖季、三原麻由、矢野恵李菜
撮影:安田徳馬
デザイン:赤井佑輔
協力:黒飛忠紀、松永大地、東佑亮、岡華子、辻諒平
監修:山下里加(京都造形芸術大学 芸術表現・アートプロデュース学科准教授)
発行:art project room ARTZONE
発行日:2010年7月17日
京都・art project room ARTZONEにて開催された『僻地空間』(2010年7月17日~8月1日)出展作家のインタビュー集。
A5判、24頁

ごあいさつ
1.青木梨沙
2.石川幸佑
3.牛尾純貴
4.岡瀬由加理
5.細川華子
6.松原成孝

頂いた日:2010年7月17日
頂いた場所:art project room ARTZONE
展覧会場で頂いた1冊。どうもありがとうございます。
 待ち合わせでARTZONE隣の本屋・メディアショップに行った。偶然、ARTZONEでの展示が初日らしく、たくさんの人で賑わっていた。時間があったので覗いてみる。展覧会タイトルの「僻地空間」はいいタイトルだと思うが、それを感じられたのは一部の作品だけで、全体的にはまとまりのない空間であった。
 毎回思うのだが、ARTZONEでの展示は京都造形芸術大学の学生が運営しているせいか、いつも「学生気分」な展覧会が多く、なかなかいい作品と出会えない。会場が異なれば見え方も違うのかもしれないが、接客対応含めて展示をすることの意味を考えさせられてしまう。来ている人も学生友達が多そうで、学校外のギャラリースペースなのに学校内の内輪な雰囲気を感じる。その意味では、このギャラリー自体が「僻地空間」なのかもしれない。
 とはいえ、展示に合わせて冊子を作るのは評価したい。カタログではなく、インタビュー集という内容も珍しい。学生とはいえ、その時々の思いを言葉で記録することはそれなりに意味があるだろう。今後の発表を楽しみにしたい。