A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記422 「科学技術Xの謎」

2010-07-04 23:31:27 | 書物
タイトル:科学技術Xの謎
監修:京都大学総合博物館
編著者:塩瀬隆之、元木環、水町衣里、戸田健太郎
デザイン・イラストレーション:永田奈緒美、上田寛人[年表]
制作協力:奥村昭夫、山下俊介[写真、校正]、奥村元洋[写真]、大矢智子[校正]
発行:株式会社化学同人
発行日:2010年4月28日
定価:本体1800円+税
内容:
京都大学総合博物館にて開催された<科学技術Xの謎―天文・医療・文化財、あらゆるものの姿をあらわすX線にせまる―>(2010年4月28日~8月29日)の展覧会図録。
A4判、87p

0 X線ってなんだろう?
1 1896―日本のX線研究元年
2 X線ができること
3 X線でつながる―研究現場の舞台裏
4 研究者に聞くX線の魅力
5 出す/受けとる―X線技術の探究
X線分析結果一覧―小さなものから大きなものまで
この本ができるまで
わたしたちが出会った本など
この本にご協力くださったみなさま
付録 年表1896-2010
(本書目次より)

購入日:2010年6月27日
購入店:ジュンク堂 京都店
購入理由:
X線のさまざまな成果や研究状況を紹介する展覧会。本展を見ると、X線の科学史、技術史も興味深いが、X線「写真」を見て、あらためて「写真」とは何かを考える機会となった。だが、科学/化学の分野で使われている写真を、アート的に見てしまうのは現代美術の見過ぎだろうか・・。
 ちなみに、本展は良質な教養的科学展であり、文系の私にも充分楽しめた。遠方の方は展示数が少ないので、カタログを買うだけで充分楽しめるかもしれない。