A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記392 「コア・エシックス2010」

2010-04-30 23:04:20 | 書物
タイトル:Core Ethics 2010 Vol.6
編集:『コア・エシックス』編集委員会
編集事務:遠洲利根(プロジェクト・マネージャー)
英文要旨校閲:エドワード・マクノルティ、平賀緑
発行:立命館大学大学院先端総合学術研究科
発行日:2010年3月31日
内容:
A4判、ソフトカバー、570p

論文
「1970 年代日本における精神医療改革運動と反精神医学」阿部 あかね
「生体肝移植ドナーの負担と責任をめぐって―親族・家族間におけるドナー決定プロセスのインタヴュー分析から―」一宮茂子
「長期療養病棟の課題―筋ジストロフィー病棟について―」伊藤佳世子
「書籍のテキストデータ化にかかるコストについての実証的研究―視覚障害者の読書環境の改善に向けて―」植村要・山口真紀・櫻井悟史・鹿島萌子
「歌川国芳《通俗水滸伝豪傑百八人之一個》におけるほりものの分析と考察」大貫菜穂
「上方浮世絵にみるほりものの発露―梅国と北州の「夏祭浪花鑑」より―」大貫菜穂
「『わたしはティチューバ』における黒人奴隷制への抵抗」大野藍梨
「『民約訳解』再考―中江兆民と読者世界―」岡田清鷹
「初期ビデオゲームにおけるアニメーション技術の活用とその系譜―『EVR レース』を中心に―」尾鼻崇
「「寝たきり予防」から「介護予防」へ―そこで語られてきたこと―」各務勝博
「下村治経済理論の一考察―経済成長と金融調整のあり方をめぐって―」影浦順子
「ウィル・キムリッカのネイション概念―キムリッカ多文化主義論における、こどもという問いの不在―」片山知哉
「滋賀県難病連絡協議会の結成」葛城貞三
「なぜ〈給付〉ではなく〈貸付〉をするのか?―Muhammad Yunus の〈貸付〉論と「市場社会」観の検討―」角崎洋平
「建国初期イスラエルにおけるデイル・ヤーシーン事件の語り―殺戮行為の糾弾と正当化―」金城美幸
「各種娯楽における満足感およびテレビゲームに対するイメージ・感情の要因分析」小孫 康平
「台湾鉄道における「民営化改革」をめぐる歴史とその政治―戦後から1989 年「民営化改革」まで―」蔡正倫
「代理懐胎における子どもの福祉―依頼者の親としての適格性―」貞岡美伸
「重度障害者等包括支援に関する考察―個別と包括の制度間比較―」佐藤浩子
「『地名アイヌ語小辞典』から「厚い翻訳」を考察する」佐藤=ロスベアグ・ナナ
「在宅介護福祉労働としての家庭奉仕員制度創設と、その担い手政策に関する考察」渋谷 光美
「障害者雇用における合理的配慮の導入視点―障害のあるアメリカ人法(ADA)の現状からの考察―」杉原努
「認知症高齢者の作業療法における言説・研究の変容・編制過程―1980・1990 年代のリハビリテーション雑誌の検討―」田島明子
「精神科特例をめぐる歴史的背景と問題点―精神科特例の成立および改正の議論から―」仲アサヨ
「感染地域の社会経済的現状とWHO、医療中心型援助の限界―ブルーリ潰瘍の事例―」新 山智基
「一九五〇年代における文化運動のなかの民俗芸能―原太郎と「わらび座」の活動をめぐって―」西嶋一泰
「重度進行疾患の独居者が直面するケアの行き違い/食い違いの考察―ALS 療養者の一事例を通して―」西田美紀
「近代国民国家モデルについての考察―方法論的アプローチから―(英文)」牛革平
「行政主導による精神保健福祉に関する普及啓発活動―その批判的考察―」萩原浩史
「自立困難な進行性難病者の自立生活―独居ALS 患者の介助体制構築支援を通して―」長谷川唯
「1910 年代の内務官僚と国民統合の構想―田澤義鋪の青年論を中心に―」番匠健一
「高齢者に対する新たな医療制度における「現役並み所得」概念―2006 年度の医療制度改革関連法による公費負担を中心に―」牧昌子
「トランキライザーの流行―市販向精神薬の規制の論拠と経過―」松枝亜希子
「「花街らしさ」の基盤としての土地所有―下京区第十五区婦女職工引立会社の成立から―」松田有紀子
「日本の精神医療保健関係者の脱病院観についての考察―米国地域精神医療保健改革とそれについての議論をもとに―」三野宏治
「難民になれない庇護希望者―米加間の「安全な第三国」協定の影響―」本岡大和
「ダム・ディベート―サンフランシスコの水源開発にともなう景観価値と国立公園―」森 下直紀
「重度身体障害者の居住支援―単身ALS 罹病者の転居事例を通して―」山本晋輔
「阪急百貨店美術部と新たな美術愛好者層の開拓」山本真紗子
「在日韓国・朝鮮人のアイデンティティと多文化共生の教育―民族学級卒業生のナラティブ分析から―」梁陽日
「ある精神障害者の語りと生活をめぐる一考察―「支援」は何を意味する言葉か―」吉田幸恵
研究ノート
「スリランカの農村・農園の妊婦の健康と潜在能力」磯邉厚子
「膵島移植レシピエントの期待と現実―1 型糖尿病患者のインタビュー調査より一」宮茂子
「風景整備政策の成立過程―1920‐30 年代における京都の風致地区の歴史的位置―」岩 田京子
「日本土木建設業の近代化と「朝鮮人」労働者の移入」大村陽一
「自立生活センターの組織に関する研究―運動と事業のバランスを保つための方策―」白杉眞
「作業療法の現代史2・1976 ~ 1980」田島明子
「華人系教会による海外宣教の展開―19 世紀から21 世紀へ―」モリ カイネイ
(本書目次より)

頂いた日:2010年4月3日
頂いた場所:立命館大学大学院 創思館
大学より頂いた1冊。全570ページに渡る大部な1冊である。異なる研究領域の論文が1冊に収録されているがユニークとも言えるが、本としてみるとわかりにくい気もする。