A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

エクリ

2006-05-23 23:12:01 | 美術
昨日いけた花材は、ライデンとスカシユリでした。
今回は、その後にライデンとシャクヤクをつかっていけた作品をご覧ください。


なかに雛の入っている卵を、雛の生命を危険に晒すことなしに割ることはできないように、ある人がある人を、その精神生活を危険に晒すことなしに解放することはできない。精神は一定の点まで成長すると、自分で自分の鎖を断ち切るものである。
(リュシー・マローリ)
p.583 『文読む月日(上)』レフ・トルストイ 北御門二郎訳 ちくま文庫 2003年


crane

2006-05-23 00:18:35 | 美術
写真:今日の華道レッスンより。
花材がうろ覚えなので、こんどよく調べておきます。



善意はそれが遂行するものによってでなく-換言すれば、なんらかの目的を達成するのに役立つからではなく、もともとそれ自体が善なのである。善意がそれ自体として眺められたとき、それはそれを通じていつか、誰かのために、あるいはすべての人々のためにさえもなされるであろういかなる事柄よりも、比較を絶するほど高い価値を内包している。たとえ非常に運が悪くて、あるいはあまりにも能力不足で、その善意が全然自分の意図を達成できなくても、たとえそれがどんなに努力しても何一つ遂行できず、単なる善意にとどまったとしても(もちろんそれが単なる空しい願望ではなくて、われわれの力の及ぶ範囲のあらゆる手段を尽くすものとして)、そのような場合でもやっぱりその善意は高価な金剛石のように、それ自体きわめて大きな価値を内包するもののように内面的な輝きを見せるであろう。(カントによる)
p.580『文読む月日(上)』レフ・トルストイ 北御門二郎訳 ちくま文庫、2003年