佐渡の翼

佐渡の観光名所紹介、佐渡の宿泊施設の宿泊記、佐渡の全飲食店と東京都内高級レストランの食べ歩記、ヨーロッパ及び国内旅行記事

湖月(佐渡両津)(英会話編)    投稿者:佐ガット覆面調査員

2010年07月22日 06時00分22秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記
私は、5月の連休中のとある日に、佐渡汽船両津港ターミナル前の一等地に建つ、この食堂に入ってみた。昼食時間帯をややはずれた午後1時半頃にお邪魔した。店内にはそれでも中年夫婦、観光客らしきあんちゃん様3人組みの先客がいた。店内には4人掛けのテーブル席が5卓ほどあった。天井には二本一組の蛍光灯が8箇所設置されていたが、そのうち5本は玉切れだったが修理せずに放置されたままで、店内はほの暗かった。おばちゃん二人だけでお店を切り盛りしていた。私は一番奥のテーブル席に座り、この店御自慢の「烏賊団子定食(1000円)」を注文した。壁に貼られたメニューを見たら、烏賊団子定食以外には、わかめそば・うどん、ざるそば・うどん、めかぶそば・うどん、特上牛丼、カツ丼、刺身定食などが並んでいた。先客の中年夫婦はカツ丼を、あんちゃん方は烏賊団子うどんセットをご注文であった。しばらくしたら、ドイツ語を話す観光客らしき御夫婦が来店した。肥満体の奥さんは「海老フライ」を御注文。するとおばちゃんは「車海老フライね、天麩羅じゃないのよ、フライね」と念押ししたら、奥さんは微笑みながら、頷いた。次いでおばちゃんは御主人に向かい「メニューは壁に張ってあるし、手書きのものもありますよ。佐渡は烏賊団子が名物なんです」と言いつつメニューを広げて見せた。すると御主人は「Oh my god」とつぶやいた。そして「I would like to…」と言いだしたので、おばちゃんはあんちゃん様方の方を向きながら「私英語できませえ~ん、誰かできますかあ~」と助け舟を求めた。あんちゃん様方は「僕たちも全然できません」と自信たっぷりに答えた。するとおばちゃんは機転を利かせて「ウインドウのサンプルを見て注文して下さい」と言った。どうやら御主人氏は「ざるそば」を御注文になったようで、おばちゃんは「ざるそばは冷たいけどいいのね、温かくないよ、いいのね」と何度も日本語で念押しをした。御主人氏は「Maybe, it will be OK.」とつぶやいていたので何とか通じたようであった。私はよっぽど通訳をかってでてあげようかと迷ったが、それではお店のためにはならない。それに訪問当日の私の服装はかなり目だっていたので、ペラペラ英語を話して余計に目立ち、「あれは一体誰なんだ?」と言うような話におひれが付いて島の噂話として一人歩きされてもいけないなと思い、黙っていることにした。

佐渡市が本気で外国人観光客の佐渡への誘客を考えているのなら、佐渡汽船前で営業する飲食店や島内の有名観光地にあるレストランに対し英文のメニューを用意するよう指導すべきだろう。おばちゃんたちに、英会話を学べとまでは言わないまでも。。そしてそれは、佐渡市観光課や佐渡観光協会の仕事であり、私の仕事ではない。


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