佐渡の翼

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佐渡観光戦略官に観光振興のための戦略や戦術はあるのか?   投稿者:佐渡の翼

2014年06月02日 06時22分22秒 | その他

表題の真意は、この4月から甲斐佐渡市長の肝いりで導入された佐渡観光戦略官制度が上手く機能しているのか?と言う疑問である。発足から二か月余りを経過したが目に見える形での成果が上がっているようには筆者には思えないからだ。市は、観光振興の戦略図を描く佐渡観光戦略官と、広報が主体の佐渡広報観光戦略官の二名を採用した。日当5万で月平均8日勤務の非常勤特別職としての待遇で、交通費が別途支給され任期は1年だが、実績に応じ最長二年まで任期の更新が出来る。観光戦略官に任命された湯沢在住の南雲さんは、「佐渡旅」と言うブログを立ち上げて佐渡観光の宣伝に努めているが、それは佐渡広報観光戦略官の仕事である。佐渡の観光スポット、宿泊施設、飲食店の紹介などは金と暇さえあれば誰にでも出来る仕事であり、既に「佐渡の翼」ブログが、それらの90%以上をカバーする記事を掲載し、無償で佐渡の観光宣伝に努めて来た実績がある。だが、その7年の実績にも関わらず、その間佐渡への観光客は減少の一途を辿った。「佐渡旅」ブログは佐渡の翼の後追いブログにしか過ぎず、観光スポット、宿泊施設、飲食店の所在地を示すグーグルマップとそこまでのアクセス方法を付け足しただけで、佐渡観光協会事務局ブログに毛が生えた程度のブログでしかない。この程度のブログ公開で観光客が増えるのなら、佐渡の翼ブログに寄って、とっくの昔に観光客は増えていたはずだ。「佐渡の翼ブログは、盗作行為や他ブログの批判、飲食店の低評価記事、佐渡の悪しき事象の遠慮のない開陳行為などがあり、観光宣伝に負のイメージをまき散らしたから観光客が増えなかった」と強弁する人が居ないわけではない。だが、この世の中、そんな綺麗ごとだけを言っていても観光客は増えまい。

どういう仕掛けを作れば観光客が増えるかについての提言、アイデアが佐渡観光戦略官ブログには開陳されていない。戦略とは英語でstrategyと言うが、敵を攻略するための大まかな方向性と道順を示す事であり、それを実行するためには、細かな戦術(tactics)が必要だ。それらに長けた人物でなければ佐渡観光戦略官の任務は全う出来ない。任期が1年と短く、好待遇の非常勤特別職となれば、迅速な成果が求められて当然であり、月単位で成果を示さねば、血税で佐渡観光戦略官を雇っている佐渡市民からの視線は厳しくならざるを得まい。定番観光商品ではない観光商品の開発とは、隠れた佐渡の史跡巡り、隠れた佐渡フレンチグルメ巡り、佐渡の夜景スポットと夜釣り(烏賊釣り漁船乗船体験)とスナックやキャバクラ巡りなどのナイトライフを楽しむ旅、佐渡秘宝館巡り(赤泊のおさすり神社や宿根木の幸福地蔵やおっぱい堂見学など)、夜祭夜店を見物した後、畑野の「神楽」で豪華懐石料理を味わう旅、滅多に公開されない神社仏閣の秘仏が見られる旅、北鵜島の鴨島と二ツ亀の結合部分に上陸する冒険旅、都心の高級百貨店では入手不可能な秘蔵の銘酒や焼酎を試飲して回る蔵元訪ね旅(農協にも出荷しない戸地産のお米のお土産付き)、佐渡金山見学→相川京町通り散策→のら犬カフェで昼食→しまやで創作スイーツ購入→人面岩見学→真野の「SHIMAFUMI」のテラス席で海を見ながら購入したスイーツを食べ、小木でたらい船体験をした後相川へ戻るツアー、ナビ機能付きのスマホ向け佐渡観光案内アプリの開発、カーフェリーのイベントプラザでのダイニングアウトなどのアイデアを具現化する事に他ならない。島外者の視点から見た観光振興策などのアイデアは、当ブログに満載されている。筆者にはそれを実践するだけの権限がないから実行出来ていないだけの話である。

他人のブログを褒めたり紹介する暇があるのなら、そうしたアイデアをスピード感を持って実行に移し、誘客効果に繋げる事が佐渡観光戦略官には求められている。余計なお世話だが、「佐渡旅」に掲載されている画像のqualityはさほど高くはないと思われるので、本体価格が20万程度のデジイチの購入を検討すべきかと思う。さすれば三脚使用で佐渡の夜景撮影も可能になるであろう。

世の中には金融strategist(戦略官)と言う職種がある。彼らは、これからの景気はどうなるか?金利はどのように変動するのか?について的確な予想をした上で、金儲けに繋がるような最適な投資先や株式購入に関するアドバイスをする。だから彼らの給与は高いのだ。観光戦略官とて同じ事、佐渡を宣伝する努力の過程や四の五の理屈を並べる事は一切評価の対象にはならない。観光客増という目に見える成果、結果だけが全てなのだ、それも迅速にだ。数年後に成果が結実すればそれでいいと思うほど佐渡市民は寛容ではなかろう。観光戦略官制度導入に際しては、目に見える数値目標を示すべきだとの意見があったし、佐渡観光協会との役割分担も不明確なまま市長裁定で見切り発車となった経緯がある。案の定、佐渡観光協会はフェイスブックも事務局ブログも3月一杯で更新を停止し、その役目を佐渡観光戦略官に負わせているように思える。任期はわずかに一年、一年なんてあっと言う間だ。同じようなブログ運営を続けてエネルギーを無駄に浪費する時間などないはずだが。。。ときわ丸効果があるにも関わらず、観光客数が前年度を下回る状況が続き、目だった成果が上がらなければ任期途中での解任だってあり得る話だ。佐渡市では、独自に開発した旅行商品の利用者を5年間で10倍に増やす数値目標を掲げたが、それが絵に描いた餅にならない事を願っている。

トップ画像は、相川金山の宗太夫坑道内のロボット蝋人形をEOS-1DXを用いて拡大撮影したもの。

間切改めをしている人形

観光戦略官さん撮影の画像(ブログから引用させて頂きました)。

ソニーα99での撮影画像

EOS-1DXでの撮影画像、どんどん鮮明さが増して行くのがお分かりかと思う。この写真から、一番右端で太鼓を叩いている人形は動いているのがお分かりになるかと思う。観光のプロならこの程度の画像を供覧せねばなるまい。

間もなく佐渡では紫陽花の咲く季節を迎えるが、東京ではもう咲いていた

こちらは赤い紫陽花

ステーキ弁当。肉は柔らかくて美味しかったな。



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