佐渡への夢追い旅その７（不思議な画廊編） 投稿者：東京ハナコライフ

文字通り、「橘地区」に「橘画廊」という看板を発見。その仰仰しい文字から察するに、さぞかし高名な画家の画廊かもしれない。ちょっと敷居が高いな。そう思いつつ、看板の奥へ行ってみると、「無料です、どうぞご自由にご見学下さい」との貼り紙が。普通の民家の一室です。


ドアーを開けると無人です。いくら田舎でもずいぶん無用心だな。そう思いつつ、電気を点けて、部屋を見渡すと、壁一面に坂下画伯の絵画が展示されていました。ソファーも置いてあり、ゆっくり座って鑑賞できるようになっています。全て佐渡の風景や芸能を描いたものです。精細な筆致で、思わず見とれてしまいました。ハナコには絵の価値を判定できる能力はありませんが、少なくとも数々の絵の展覧会で入賞しそうな作品であることは理解できました。室内にはご主人の私物らしきものも置いてあります。たまたまご主人が不在なだけだったのか、それとも常に無人状態にしてあるのか定かではありません。それにしても、七浦海岸で芸術作品を鑑賞できるとは夢にも思いませんでした。佐渡の皆さんも一度訪ねてみて下さい。佐渡のよさを再認識しますよ。