![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/0b/82e6bcdbf1536073692a1607865a23b0.jpg)
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その昔、水源に乏しい琴浦という小さな集落では何度井戸を掘ってみても水が出てくることがなく、住民たちは米の生産を諦めていた。しかし昭和11年、隣の集落で米作りに成功したという話を聞きつけた住民たちが一念発起!縦ではなく山を横に掘っていくことにした。途中、太平洋戦争が起きたこともあり作業は一時ストップしてしたものの、小学校に赴任してきた酒川校長が大学教授に地質調査を依頼して発掘作業を再開した。発掘開始から17年の歳月をかけて600mもの距離の横井戸を手作業で掘り続けた末についに水を掘り当てることに成功した。そして畑を集落の共同水田として開拓し、住民総出の米作りが始まった。この横井戸は宿根木にもあり、丁度、宿根木の磨崖仏の入り口の隣辺りに入口があり、石段を登った所の頂上部分に横井戸がある。
小木半島の大地は「水中火砕岩」と言う隙間の多い岩石地質で出来ている。この隙間に雨水が浸み込み地下水となり、岩石の間を移動して井戸水となるため、横井戸は理にかなった掘削方法だった。
案内看板
この石段を登る
横井戸を示す案内看板
横井戸の説明看板
http://www.digibook.net/d/2215edb390da207d75093f20ea30364c/?viewerMode=fullWindow