佐渡の翼

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スナック「舞」のお薦めはチーママとえみちゃん    投稿者:佐渡の翼

2009年12月27日 06時00分43秒 | 佐渡のスナック・キャバクラ
スナック「舞」のママは、若い女の子を集めるテクニックに相当長けているのだそうだ。週末にはラブジャンキーズ並みの6人もの女の子を集めて営業することもあるのだと、筆者はスナック小船のホステスさんから仄聞した。しかし、テーブル席で女の子に囲まれる上限は4人がせいぜいである。一挙に6人もの相手は無理であろう。従って、スナック「舞」やラブジャンキーズのようなお店があれば佐渡にはキャバクラなどは不要のように思えるが、ひょっとして、所謂おっぱい系やおさわり系のキャバクラ創設を誰かが目論んでいるのだとしたら、ある一定期間ごとに、新潟本土から女の子を供給せねばならなくなる。そのため早晩そのお店が立ち行かなくなるのは目に見えているのではないだろうか?

ところで、スナック「舞」での忘年会兼クリスマス会は佳境に入り、20代後半と思しき可愛い女性は、ヘネシーを水割りではなくロックで三杯もお召し上がりになった。筆者はこの女性の実年齢を聞いた時、筆者の想像したものとのギャップに正直言って驚いた。彼女は写真撮影には応じてくれたが、顔写真をブログでは公開しないで欲しいと言ったのでその約束は守る。この女性は源氏名を「えみ」と名乗った。気になる方は是非スナック「舞」へ飲みに行って確かめて頂きたいと思う。この女性には2千円のチップを差し上げた。ママさんと眼鏡のおねーさんには一万円の百貨店共通商品券を渡して半分づつ分けるようにと言った。このおねーさんは千円単位の商品券10枚を見ながら、「私、500円券以外の商品券って見た事ないの」とのたまわったが、筆者は500円単位の商品券などはいまだかつて見た事がない。チーママは、嬉しそうに商品券を眺めるおねーさんに向かって、「あんたこんど新潟へ行くんやろ、丁度ええやんか」と関西弁口調で言った。結局チーママのチップが最高額となったが、チーママは「これも年の功かしら」とそっとつぶやいた。チーママが東京時代、銀座は素通りするだけだったという話になると、筆者は、「銀座の高級クラブには女子大生のアルバイトが多い。彼女らはそうしたクラブに出入りする一流企業の重役連中のお気に入りとなりねんごろになってコネを作る。そうすると、大した女子大卒ではなくても、ちゃあーんとその会社に入社できたりする。」そんな話をした。

チーママは「えみ」ちゃんにつられて、ヘネシーの水割りを飲むと、「ああ~ヘネシーってこんなにいい香りがして美味しいのね。楽しいそして美味しいお酒!」と新たな発見をしたかのような口ぶりで言い更に杯を重ねた。「えみ」ちゃんと眼鏡のおねーさんは「お客さんお洒落ですね。佐渡にはいないタイプですね。どんなお仕事をなさっているんですか?」などと矢継ぎ早に筆者の正体を特定するような質問を繰り出したが、筆者は冷静にそして相手に言質をとられないように慎重に言葉を選びながら応戦した。足繁く佐渡のスナックを訪れ、毎回多量のボトルをキープし、そして大量のお金を落としていく、この奇妙な人物に彼女達は興味津々のようであった。

そうこうするうちに貸切状態が1時間近くになった。「えみ」ちゃんが「そろそろお客さんにキスしてあげたくなってきちゃった」という冗談を飛ばしはじめたので、筆者はここを潮時とばかりに運転代行を呼ぶように依頼した。「えみ」ちゃんが、「え~、もう帰るんですかあ~、もっと話を聞きたいのにい~」と例によって未練がましく言ったので、筆者はいつもの常套句である「去り際は潔く鮮やかにが筆者の美学だよ」を繰り返した。ある新聞のコラム氏がこう言っていた、「寒さは人恋しさを増すという。きっと人を一番温めるのは人だからだろう」と。泡のように消える蕩尽(とうじん)のような、まさしくバブリーな一夜ではあったが、甘美な楽しい夜でもあった。このスナック1時間貸し切り状態にも似た宴のお代は49,500円。都会には「2時間オール貸し切りパーティーで何名様でも飲み放題・唄い放題!¥38,000ポッキリ!」などというスナックもあるくらいだ。「舞」のママさんは相当に舞い上がっていたようだ。何故なら領収書の宛名は「上様」と書くように指示したにも関わらず、「佐渡の翼様」と書いていたからだ。

筆者が代行運転の車に乗り込むと、ママを含めたホステスさん4人全員が店外に出てきて並び、両手を臍の上に置き45度の角度でお辞儀をする銀座の高級クラブさながらのお見送り方式で見送ってくれた。運転代行のおじさんは、午後9時の段階でも筆者が最初の客だと言い、「実に有難い事です」と礼を言ってくれた。クリスマスイブ前夜のしかも祝日である。都会の盛り場ならば客足が増えだす時間帯だろうに、佐渡では代行を利用する人がほとんどいないという現実を見ると、円高デフレ不況の二番底が真近に迫っているような気配がした。






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