佐渡の翼

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佐渡キャバクラ考      投稿者:佐渡の翼

2012年09月19日 04時17分23秒 | 佐渡のスナック・キャバクラ

佐渡が島には性風俗産業などはない。その設置は佐渡市の条例で禁止されているからだと聞いた事がある。その真偽のほどは別にして、朱鷺が舞い立つほど隔離閉鎖された美しく清き島「佐渡」に、性風俗などは似合わまい。だが、佐渡金山華やかなりし頃には、遊郭などの性風俗産業が隆盛を極めていたのだ、幾ら、江戸時代と平成の現在とでは社会経済状況が異なるので、同列には論じられないと言い張っても、「性欲を満たすための施設が存在しないのはおかしい」と主張する輩は消えまい。ソープランドやファッションヘルスなどの射精産業の佐渡進出は不可能にしても、「法的にキャバクラを設置できるにも関わらず、それが無かったのはおかしい」と考えた経営者がいた。だから、2010年1月末日に、佐渡島初のキャバクラが佐和田にオープンしたのは不思議でも何でも無かった。退屈な佐渡での派手な遊び場として、オープン当初は、好き物が興味本位で良くこの店を訪れたものだ。だが、その実態を知るに及び、島民の興味はそれこそ潮を引くように急速に冷めていったように思える。キャバクラ経営の根幹は、良質なキャストの確保と維持、そして短期間サイクルでのキャストの入れ替えにある。何故ならそうしなければ、客に飽きられるし、キャストと客のトラブルが頻発しかねないからだ。佐渡が島のような狭い閉鎖空間の社会に於いては、キャバクラに勤める佐渡娘の素性などはたちどころに明らかになる。集落の老婆共が井戸端会議で、「あそこの娘はのお~、キャバクラみたいなとこへ出入りして男を騙しちゃあ~、大金を稼いどるちゅうっじゃあ~」と言えば、そんな噂は瞬時に親の耳に入る。佐渡キャバの経営者はそんな事は百も承知で、そんな噂が立たないキャストの確保に智恵を絞る。だから島外から出稼ぎに来てくれるキャスト達の確保に奔走するのだろう。新潟、富山、石川などの業者に頼み込み、期間限定でのキャスト派遣を依頼する。幾ら高給で待遇すると言われても佐渡なんぞの田舎くんだりに出稼ぎに来る若いキャストの質などは高が知れていよう。しかも佐渡で勤められる期間の限界はよくて半年で、1年も勤め続けられる若い子は皆無だろう。もし筆者がキャバ嬢の立場だったら三ヶ月が限度である。何故なら、どうせ出稼ぎに出るのなら、佐渡よりも遥かに待遇のいい地区は本土に掃いて捨てるほどあるからだ。筆者が、佐渡キャバはあと3年で消滅するだろうと予測したのは、そうした都会の現実を嫌というほど見て来たからだ。所詮、キャバ嬢などと言うものは、賞味期限がせいぜい1年の、選挙目当ての総理大臣候補同様使い捨てである。そんな使い捨てられる女に身をやつさなければならないくらい、生活にひっ迫した主婦や女が世の中には溢れている。

当ブログの佐渡キャバの記事を見た読者は、パレスとは女も店内も正しく(まさしく)宮殿そのもののような豪奢なイメージを抱くであろう。だが、それはあくまでもオープン当初の姿であり、二年以上も経過した今でも同じだと言う保証はどこにも無い!そして、パレスの掲示板に質問を書き込む客が途絶えてから数ヶ月以上が経過している。佐渡で、一時間一万円の世界に行くくらいなら、出張時に、新潟や東京のキャバクラや性風俗店に遊びに行くほうがよっぽど経済的だと思う男性諸氏の方が多いと思うし、筆者とて同じ考えだからだ。ライバルの佐和田の人気スナックやクラブのママさん達の、「翼さん、もっと言って、そうすれば、客は私達のとこに戻ってくるから」と言いたげな声が聞こえてきそうである。だが、筆者はブログから佐渡キャバの訪問記事を削除する積もりは毛頭ない。パレスさんには頑張ってもらいたいと思うし応援する気持ちに変りはないからだ。だが経済情勢は刻々と変化している。それを見誤らずにいかに客の満足度を高められるか、それが今試されている。



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