読書感想文。

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「アマゾネスのように」を読んで。

2011-02-04 22:41:43 | 作家さん/な行
中島梓さんの「アマゾネスのように」を読了しました。

栗本薫さんが亡くなって、もう彼女の作品が読めなくなったと思ったときは、本当に喪失感でいっぱいでした。
エッセイものはあまり読まないのですが、今回チャレンジしてみました。
闘病記のジャンルなのですが、終始からっとした感じです。
満足度は65%です。

今作はもう20年近く前に書かれた本で、今の乳癌の治療法とは多少異なるかもしれませんが、そうなった場合の気持ちの有り様が参考になりました。
自分の気持ちの持ち様も大事だけど、パートナー次第の面もある、と。
やっぱり身近にいる人間がそのままを受けいれてくれれば、不安定になったりしないんだろうな。

私ならどうだろうと考えると、自分が助けのいる病気になったら別れて欲しいです。
迷惑をかけたくないのはもちろん、逆に相手がそうなった時の面倒も見たくないからという冷たい感情からです。

ボランティア精神に欠けるのと、人をそこまで信用出来ない猜疑心が強い性格だからなんだろうな・・・。

それでは、また。