久坂部羊さんの「まず石を投げよ」を読了しました。
非常に暗い作品だろうと思いながら読んだのですが、それほどでもなく満足度は70%です。
『「いいえ。もうけっこうです」好江はきっぱりと言った。「どう説明を聞いたところで、母はもどってこないのですから」
思いがけない拒絶の強さに、綾乃は衝撃を受けた。自分はふつうの人間で、これ以上の重荷には耐えられない。このつらさがわかるなら、そっとしておいてほしい。それが好江の心の叫びのようだった。』
「真実」は大事かもしれませんが、私もひどい真実なら知りたくないと思うかもしれません・・・。
「事実をじっと受け止め、傷が癒えるのをただひたすら待ちたいと思う人もいるだろう。人には真実を知る権利があるのと同じく、真実を知らないでおく権利もあるのだ。」
以前はイエスかノー、白か黒がはっきりさせるのが好きでした。
でも今は間のグレーゾーンを選ぶことが多くなってきたような気がします。
大人になったのか、単に臆病になったのかは分かりません。
それでは、また。
非常に暗い作品だろうと思いながら読んだのですが、それほどでもなく満足度は70%です。
『「いいえ。もうけっこうです」好江はきっぱりと言った。「どう説明を聞いたところで、母はもどってこないのですから」
思いがけない拒絶の強さに、綾乃は衝撃を受けた。自分はふつうの人間で、これ以上の重荷には耐えられない。このつらさがわかるなら、そっとしておいてほしい。それが好江の心の叫びのようだった。』
「真実」は大事かもしれませんが、私もひどい真実なら知りたくないと思うかもしれません・・・。
「事実をじっと受け止め、傷が癒えるのをただひたすら待ちたいと思う人もいるだろう。人には真実を知る権利があるのと同じく、真実を知らないでおく権利もあるのだ。」
以前はイエスかノー、白か黒がはっきりさせるのが好きでした。
でも今は間のグレーゾーンを選ぶことが多くなってきたような気がします。
大人になったのか、単に臆病になったのかは分かりません。
それでは、また。