中村亮太の活動日記

加古川市のために走り回る中村亮太のブログです

育休、育児参加は大切だ

2016-04-26 23:15:25 | 活動
毎日新聞が報じていましたが、東京23区でここ10年に自殺で亡くなった妊産婦が63人に上ることが
わかりました。

詳しくはこちら。毎日新聞記事。

63人のうち40人は出産後1年以内であり、そのうち3割が産後うつによるようです。
産後うつは出産後のホルモンバランスの変化によって起こるもので、一般のうつ病の発症率よりも高確率になります。

記事にもありますが、医学の発達によって安全性が高まり、何となく一般的に「お産は安全なもの」というイメージに
なっているように思います。
しかし、私自身も立ち合いをした際に感じましたが、本当に大変なことであり、たとえ安産であっても母体のダメージは
凄まじいものがあります。

入院は普通分娩で7日前後、帝王切開で10日前後だと思いますが、そこから待ったなしで育児が始まります。
2時間ごとにミルクをあげたりはもちろん、様々なことに気をつかう。
新生児って特に、少しのミスもできないって緊張感があります。
(まあ、うちもまだ1ヶ月半の経験でしかないですし、大変さ以上の喜びがあるのは前提ですが)

近隣に親がいるなど支援があるならまだしも、単独世帯で行うのは大変です。
23区での数字は、そのあたりも関係してそうです。

三世代同居が絶対良いとか、三歳児神話(厚労省も否定しています)などは言うつもりはないですが、親兄弟に支援
してもらうこと、それができない人に対してどうするということは、もっと話し合っていくべきですね。

そしてそこではやはり、夫の育児参加が第一。

今回の代表質問でもしましたが、役所や大企業でもなかなか男性の育児休暇はすすんでいない現状です。
むしろ、ベンチャー企業の方がその辺はよかったり。

政府も2020年までに取得率13%を目指すとしていますが、現在は2%ちょっと。
仕組みはあれど、取得しづらいのが現状です。

高度経済成長からバブル崩壊、小泉改革と働き方・働く環境は変われど、風潮や意識はあまり変わっていないように
思います。

行政としては、そうした取り組みを率先している企業を紹介・PRしてあげるなどをすべきですし、個人はそれぞれ、子育て
真っ最中の同僚や仲間を全体で支えてあげることが必要でしょう。

それがまた、日本人の和であるようにも思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする