中村亮太の活動日記

加古川市のために走り回る中村亮太のブログです

過ぎたるはなお及ばざるが如し

2015-12-12 23:03:45 | 活動
今日は久しぶりに論語の勉強会に参加できました。
土曜午前ということで、9月から色々と重なって行けなかったんですよね。。

論語にはいろいろと有名な言葉がありますが、今日でて来たものは

「過ぎたるはなお及ばざるが如し」
という言葉。

弟子の質問に対して、孔子が「やりすぎるのも、やり足りないのと同じでまだまだ未熟だ」と
答えたものです。

そこから、過不足ない「中庸」という価値が最良であると説いています(別の章句ですが)。

要はバランスのとれた考えや行動をすべきということですね。

そして、リーダーはそれを基にしつつも小さなことにとらわれず、大所高所からものごとを
見極めて的確な判断をすることが大切だということです(これも別の章句)。

これは指導者たるもの必要以上に多芸であるべきでないということからも言われていることですが、
(様々なことに手を出してどれも中途半端に終わる「器用貧乏」な人間は大成しない)
かの長曾我部元親も「一芸に熟達せよ。多芸を欲張るものは巧みならず」と言ったとか。

そういえば、司馬遼太郎もリーダーは臆病であるべき(様々な可能性・リスクを考慮して判断を下す)
と書いていますが、小説でも長曾我部元親はそうした人物として書かれていますね。

播磨灘物語での黒田官兵衛も似た感じで描かれています。

このあたりは、司馬遼太郎も論語に影響されているのかもしれませんね。

表現はいろいろですが、本質は同じ事を言っているのだろうと思います。

我々も様々な場面で決断をせねばならないことがありますが、いろいろな問題・課題・専門性を突き詰めつつも、
そればかりにとらわれず広い視野で判断していかねばなりませんね。

やはり論語は勉強になります。

もう少し、一日に読書する時間を作らねばなりませんねぇ。。
コメント
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