サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

マスカット引退

2011-02-18 10:15:40 | Weblog
ケビン・マスカットが引退を発表した。メルボルン・ヴィクトリー所属のベテランDFは彼のクラブが今季のACLに出場するため、5月のラウンド16まで選手を続行し、その後はクラブのアシスタントコーチになる。

今年37才のマスカットはラフプレーで有名な選手で今シーズンもラフタックルで相手を負傷させ、その悪質なプレーにより8試合の出場停止になった。10代からヨーロッパでプレーして、クリスタルパレス、ウルヴス、レンジャーズなどに所属。代表でも52キャップであった。

多少マスカットのほうが若いが活躍した年代はカズに重なる部分もあり、ポジションは違うがカズのようなカリスマを持つ、悪質タックルで有名なDF選手であった。

マスカットといえば、筆者は1993年11月の94年WC予選を思い出す。オーストラリアはオセアニア代表として0.5枠を南米5位のアルゼンチンと争うプレーオフをした。第1戦がシドニーで第2戦がアルゼンチン。

シドニーの試合でマラドーナが先制点をあげたが、後半にマスカットがこぼれ球を押し込みドローに持ち込んだ。しかしアルゼンチンでの第2戦でたしかOGでオーストラリアは負けた。この結果アルゼンチンがWCにぎりぎりで出場した。なつかしいでしょう。

あのころのマスカットは髪の毛がふさふさしていて長髪だったが、37になると禿げてしまいスキンヘッドにしている。マスカットの頭を見るたびに月日の経つことを実感する。

G大阪は今年メルボルン・ヴィクトリーと同じ組なので、キャリアの終盤で意気込むマスカットに削られないように注意してください。

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