サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

大久保の移籍

2009-01-07 05:49:47 | Weblog
大久保嘉人のボルフスブルクが決まってしまった。以前指摘したようにこの移籍は日本代表という視点からみれば、いい移籍とはいえない。

もっとも2010年のワールドカップをすぎても大久保のサッカーキャリアは続くわけだから、本人のヨーロッパでプレーしたいという願望を優先するならば仕方がない。そもそもこれは大久保本人の選択だし。

しかしボルフスブルク程度のクラブであってもFWは充実している。FW以外でも大久保クラスの選手はたくさんいるし、ポジション競争は激しいし、ましてや1月の中断時期からの途中加入でどれほどのアピールができるのか疑問である。

以前本職のトップ下の選手が試合前半で故障して、急遽長谷部が出場したことがあった。長谷部のプレーは積極的とはいえず、ミスをしないように注意しているだけにみえた。その後長谷部がこのポジションで先発したことはないはずで、1回のチャンスをものにできないと次のチャンスはなかなか来ない。

長身の選手が多いブンデスリーガで大久保のような小柄なFWは少ない。トニ、クローゼ、ゴメスなどを考えてみればすぐに分かる。

もちろん大久保の活躍を祈るが、常識的に考えれば今季の残りはよくてベンチウオーマー、悪ければベンチ外だろう。そして翌シーズンに照準を合わせて代表に呼ばれないようにして、シーズン前キャンプでアピールするのが一番でしょう。

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